受験シーズンが近づき、本人はもちろん家族もピリピリ。2026年1月30日の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)は、そんな受験シーズンに気をつけたい「大事な親のひとこと」を特集した。期待に応えなきゃ、と自分を追い込む子どもも多い親が子どものためを思ってかけた言葉なのに、子どもにはかえってプレッシャーになったり迷惑になったりすることが少なくない。番組は「スマホで勉強しているようだが、自分の推しの動画を見ている方が長い気がして『大丈夫なの?』『勉強しないの?』と声をかける」(40代母親)といった受験生を抱える母親の声を紹介した。30年間で3万人の相談を受けてきたスクールカウンセラー普川くみ子さんは「価値観が多様化しているなかで、子どもは新しい情報でこんな方法がある、こんな職業もある、こんな生き方もあると思っているのに、親は昔の価値観で『こうじゃなきゃ幸せになれないよ』と押しつける親子の葛藤は最近、特に多い」と話す。親に自分の気持ちを伝えられずに「期待に応えなきゃ、ちゃんとしなきゃ」と自分を追い込んでしまう子どもも多いという。カンニング竹山「子どもは失敗したり成功したりして成長していく」MCの設楽統さんはコメンテーターの千秋さんに子ども時代の話を聞く。千秋さんは、「親からいい大学行けとか勉強、勉強と言われてイヤだったから娘には言わないようにしようと思っていたのに、テスト前に何もしていないと『もうすぐテストじゃないの、就職どうすんの、大学どうすんの』といつの間にか言ってます」普川さんによると親が気をつけたいキーワードがあると紹介した。それが「大丈夫なの?」という一言だ。親からすると「ちゃんと勉強してる?私が状況確認しなきゃ」という気持ちだが、子どもの気持ちとしては「上から言われてやる気ダウン。信用されていない」という感じになり、やりとりに誤解やあつれきが生じるという。カンニング竹山さんはそこまで子どもに気を遣う必要はないと強調する。「(親から)わーわー言われて動いていく子どもの成長というのもある。親の小言に対して子どもが『うるせえな』と言いながら、大丈夫じゃなかった経験とか、大丈夫だった経験とか、それらを経ながら大人になったら絶対に守らなければならない締め切りも出てくる。失敗したり成功したりして子どもが成長していく。(受験生といった)その段階で親が『こどもがかわいそうだから』と言って何も言わなかったら、それこそ社会に出てから何もできない人間になってしまう」と話した。受験は個人競技というより、家族のチーム力が試される時代である。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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