2026年2月8日投開票の衆院選では、自民党の優勢が大手メディアの情勢調査で伝えられている。そんな中、自民党から「平成生まれ初の衆議院議員」を掲げて立候補している土田慎氏の発言が波紋を広げている。土田氏は21年の衆院選で東京13区から立候補し、初当選。これまでデジタル大臣政務官や財務大臣政務官を歴任。自民党青年局では青年部長を務めている。今回の衆院選で3期目を目指しており、党内でも次代を担う若手の有力株と目されてきた。野党候補者から集中砲火「若い候補者に、こんな教育しかしていないのか?」炎上の発端となったのは、1月31日に東京青年会議所が主催した東京13区の討論会だった。土田氏は医療や介護、安全保障など、日本の将来の課題について持論を展開し、次のように述べた。「国民の皆さまに汗を流してもらわないといけないかもしれないですし、場合によっては血を流していただかないといけないこともあるかもしれませんが、ただ、この日本っていうのを次の世代にバトンタッチをしていくために、目の前の課題から逃げずに、ツケを次の世代に回さずに、しっかりと決断できる国。再度、高市総理の下で取り戻していきたいというふうに思っています」この「血を流していただかないと」発言の動画がX(旧Twitter)などで拡散。「よくこんなこと軽々しく言うな」「自分達は汗も流さないけど国民には血を流すことを求める。これぞ自民党」「国民が血を流す構造改革を考えてるとしたら、それはそれで怖いよ」などと批判が殺到する事態となった。発言を受け、Xでは野党の候補者からも集中砲火だ。中道の酒井菜摘氏は「若手の同期なのに、本当にがっかりです」と非難。社民党の大椿裕子氏は「自民党は若い候補者に、こんな教育しかしていないのか?」と切り捨てた。共産党の清水忠史氏は「血を流す覚悟を国民に迫ることが政治家の役割ではありません。決して戦争させないための平和外交に命がけで取り組むことこそが国会議員の使命です」と訴えた。「痛みも伴う構造改革をしないといけない、という意図での発言」また、著名人からも危機感を露わにする声が上がる。作家の古谷経衡氏はXで「これはどういう意味よ。まさか戦争にな」(原文ママ)と警鐘を鳴らし、女優の毬谷友子氏は「今回ばかりは絶対に自民党に投票してはいけない。選挙で信任を得たと言って怖い方向に進む」と、自民党が圧倒的有利とされる現状を警戒。車椅子アイドルとして活動する猪狩ともか氏は「すみません、正直言います。怖いです」と率直な恐怖感を記し、実業家の辻愛沙子氏も「いくら軍拡大増税、改憲、核武装を掲げる自民党とはいえ、ここまで隠さずに言うのは高市さんがPRIMEに出演した時以外で初めて見た。やばすぎ」と驚いた様子で非難した。炎上を受け、土田氏は4日、自身のXに「こちら大きな誤解を生んでいるようですが、こんなに素晴らしいインフラ等、日本を次の世代にもバトンタッチしていく為には痛みも伴う構造改革をしないといけない、という意図での発言です」と投稿。「当然、戦争を起こさせないのが政治家の1番の仕事だと矜持を持って日頃から活動しております」とし、戦争とは無関係の発言だと釈明した。さらに「誤解を与えない言葉の選び方をすべきでした、誠に申し訳ございません。またご指摘も賜りありがとうございました」と続け、あくまで受け手側の「誤解」であると主張した。だが、この釈明も火に油を注ぐ結果に。SNSでは「血を流すという表現の意味が分かってますかね」「本音が出たんでしょ」「俺らが誤解しておかしいってことか?血を流すってどう誤解するんだ?」と、さらなる反発を招いている。高市早苗首相の人気で自民党は圧倒的優勢とみられる中、土田氏の発言は選挙戦終盤にどう響くか。
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