中道・小沢一郎氏、「親しい議員」らめぐる首班指名「造反」意見に反論 「まずは自分の党の代表に投票するのが当然」

   中道改革連合の小沢一郎前衆院議員が2026年2月21日、18日の参院本会議で行われた首班指名選挙の際、小川淳也代表に投票しなかった立憲民主党の議員らをめぐる批判について、持論をつづった。

  • 小沢一郎氏(2016年6月撮影)
    小沢一郎氏(2016年6月撮影)
  • 小沢一郎公式YouTubeチャンネルより
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  • 小沢一郎氏(2016年6月撮影)
  • 小沢一郎公式YouTubeチャンネルより
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「中には『造反だ』というようなばかげたことを言う人がいる」

   複数報道によると、中道、立憲、公明党は投票先を小川氏に1本化することで合意していたが、小沢氏を中心に結成された立憲民主党のグループ「一清会」の一員である森裕子氏ら5人が立憲民主党の水岡俊一代表に投票した。決選投票では全員が小川氏に投票した。

   参院の首班指名選挙では、自民党の高市早苗総裁が123票、小川氏が58票、水岡氏が5票だった。高市氏は過半数に1票足りず、小川氏との決選投票になった。

   小沢氏は21日にXで「私の親しい議員5人が水岡代表に投票したということでいろいろ意見がある。中には『造反だ』というようなばかげたことを言う人がいる」とつづる。

   つづけて、「中道と立憲の合併がまず殆どないという現状で、首相指名をするとなれば、まずは自分の党の代表に投票するのが当然の事」とし、「決選投票では野党の1人として、小川代表に投じているのだから、とやかく言われる行動ではなく、ごくごく理にかなった筋の通った行動であると、私は思います」と主張した。

   小沢氏は、自身のYouTubeチャンネルでも「首班指名に思う事」と題した動画を公開し、ここでも持論を展開している。

   動画でも、一清会の議員らをめぐる批判について、「中道と立憲の、いわゆるその場しのぎのネゴシエーションの結果ということに対して『それは筋道が違う』と(いう意思表示だ)」と説明した。

   水岡氏に投票した議員らについて、「このことをいろいろ言うことの方がおかしい」「当然のことであり筋道の通った行為だと思います」と断言した。

「参議院の過半数割れというところに、高市早苗政権のアキレス腱があった」

   さらに、「みんなちょっと気がつかないんですが、今回の首班指名で、参議院では自民党・維新合わせても、過半数に達していないということが明らかになったわけであります」と話す。

   衆院選では自民党が大勝した一方、参院では与党が過半数を割り込んでいる状況のため、法案が参院で否決する可能性もある。ただし、参院で否決された場合でも、衆院で再可決されれば法案は成立する。

   こうした現状について、小沢氏は「理屈の上では通るが、例えば国民にとって不利な法律などは、参議院で否決したからといって、自民が衆議院で再議決までするのは現実問題として非常に難しくなってくる」と指摘。「実は、この参議院の過半数割れというところに、高市早苗政権のアキレス腱があった」と語った。

   高市氏が憲法改正に意欲を示していることについては、「選挙の公約にあるかないかは別にして、高市君としては自分の考えを言ったことだと思います」とコメントした。

   その上で、「ただ、憲法改正を国会が発議するには、衆参3分の2の賛成が必要。ですから、衆院でいくら3分の2があっても、参院で過半数も取れていないという状況では、憲法改正の発議ができません」と説明。また、今後について次のように述べた。

「そういう意味で、高市総理が憲法改正と言いながら後の政局をどのような運営をしていくかということは、非常に難しい、微妙な状況になるだろう」
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