兵庫県の斎藤元彦知事は2026年5月17日、市民らがダンスやパレードを行うイベント「神戸まつり」に参加した。会場となった神戸市中心地の三宮、元町エリアでは、一帯が歩行者天国となる中、多くの観客でにぎわった。
一方で、沿道では、斎藤知事に反対する人々が集まり、「斎藤やめろ」「呼ばれてない」などと声を上げた。
抗議の声も、知事はサムズアップで会場を後に
斎藤知事は、2027年に関西で開かれる生涯スポーツの祭典「ワールドマスターズゲームズ2027関西」をPRするため、パレードに参加。テニスラケットを持ち、白い帽子、赤シャツ、半ズボン姿に同祭典のタスキを付けて約750mの距離を練り歩いた。
知事はラケットを振って、さまざまなポージングをしながら、笑顔で沿道からの写真撮影に応じていた。
一方で、沿道には100人近いとみられる抗議の人々が「パワハラ認定知事失格」「法律守れ、斎藤元彦」「元彦おまえ招かれてないよな」などのプラカードを掲げながら、「斎藤やめろ」と声を上げた。周囲ではこれまでとのパレードと違い、異質な光景が広がっていた。
ただ知事は、抗議の声に反応することはなかった。抗議する人からは「挑発するな」「ふざけるな」などと声が上がった。
周りにいた人たちは抗議する様子を撮影したり、いきなり始まったデモに対し「何のデモなん」と話したりしていた。斎藤知事はパレードのゴールに到着すると用意されていた乗用車に乗り込み、車の窓を開けてサムズアップしながら会場を後にした。
デモを見ていた10代の会社員女性は、騒然とする現場に驚いた姿を見せた。斎藤知事の問題は詳しく知らないとしつつ、
「これだけ批判を受けているのに続けている斎藤知事は、強いなと思う」
と話した。
この抗議活動を巡っては、前日16日夜に県が公務として知事が神戸まつりに参加するという発表の前に、Xの一部のアカウントでイベントに斎藤知事が参加するという情報が流れ、「当日、現地で抗議します」などの投稿が見られた。