ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケートペア演技で 「すごい、すごい、すごい」を連発し、熱い解説をし続けた元フィギュアペア日本代表の高橋成美さんが2026年2月25日放送の情報番組「サン!シャイン」(フジテレビ系)に出演、名解説が生まれた舞台裏を明かした。
「宇宙一」は事前に用意した表現でなかった
高橋さんはりくりゅうペアの演技を「宇宙一」と表現したことについて、「事前に用意していたのか」という質問に対し「全くです。宇宙の動画も見たわけでなく、本当に素晴らしい演技だったから」と話した。「前日のSPで5位となり、りくりゅうが滑った後にまだ4組のスケーターが残っている。オリンピックは世界一を決める試合で、(私のような)解説者の権限で世界一を決めるのではなくジャッジが決める。何が正しいんだって思ったときに『宇宙一じゃん』と。完成度だったり、現地では100人中100人が分かってるので『宇宙一』という言葉を使った」と明かした。
さらに「木原選手は元々王子さまキャラなのか」という質問には「違う、違う!少年マンガの主人公のよう」と表現。「王子さまキャラの片鱗はありました。ただ、木原(龍一)選手も岐路に立っていたと思います。王子さまに行くか野獣の道に進むか、結局王子さまに行きましたけど」と迷解説も披露。
「木原さんに王子さまのように優しくされたりすることはあまりなかった?」
MCの谷原章介さんは「木原さんに王子さまのように優しくされたりすることはあまりなかった?」と、当時ペアを組んでいた木原選手との関係を聞くと、「自分の練習がないのに私の練習のためだけに車で迎えに来てくれて送ったりしてくれてすごく優しい。人前だと『え、そんなことあったっけ?』みたいな表情をするけど」と話した。
高橋さんはりくりゅうペアの解説を振り返り、「感情的になってしまうだろうという予感があったので、解説はしっかり冷静にやろうと心がけていた。でもスロートリプルループが決まってから立ち上がって資料も下に置いたまま感情がそのまま出ちゃいました」と当時の思いを語った。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)