「WBC優勝は米国」、大リーグ・アナリストが予想...日本は1発勝負に強いが「怖いのはセンターのポジション」

    スポーツジャーナリストで大リーグアナリストの福島良一氏(69)が、2026年2月28日に公開された野球解説者デーブ大久保氏(59)のユーチューブ動画に出演し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝チームを「米国」と予想した。

  • WBC会場の東京ドーム
    WBC会場の東京ドーム
  • WBC侍ジャパン決起集会(大谷のインスタグラムより)
    WBC侍ジャパン決起集会(大谷のインスタグラムより)
  • WBC会場の東京ドーム
  • WBC侍ジャパン決起集会(大谷のインスタグラムより)

「日本は1発勝負に勝つ野球をみなが覚えている」

    WBC26年大会は、20か国・地域のチームが参加し、5日に開幕する。1次ラウンドは、プールAからプールDまでの4つのプールに分かれ、それぞれ5チームが出場する。

    プールAは、プエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマ、コロンビア。プールBは、米国、メキシコ、イタリア、英国、ブラジル。プールCは、日本、オーストラリア、韓国、台湾、チェコ。プールDは、ベネズエラ、ドミニカ共和国、オランダ、イスラエル、ニカラグア。

    日本代表が所属するプールCは、5日に東京ドームで開幕する。日本は6日の台湾戦が初戦となり、7日に韓国戦、8日にオーストラリア戦を行い、1次ラウンド最終戦は10日のチェコ戦となる。

    大会2連覇を狙う日本代表にとって最大のライバルとなるのが米国代表だ。主将アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース、33)をはじめ、大リーグのスター選手が出場する。前回大会は決勝で日本代表に敗れているだけに、「打倒日本」で世界一を目指す。

    長年に渡り大リーグを取材してきた福島氏は、動画の冒頭で優勝チームを問われると、「率直に言えばアメリカ。メンバーがすごすぎる」と即答しつつ、日本の「可能性」に言及した。

    「WBCは1発勝負。アメリカと日本が10試合戦えば、確実にアメリカが勝ち越す。圧倒的に勝ち越す。でも1試合だけなので、何が起こるか分からない。1発勝負に強いのは日本。だからこそ、過去5大会で3回優勝している。(代表選手らは幼い頃から)トーナメント戦をやってきた。1発勝負に勝つ野球をみなが覚えている」

    福島氏は、1次ラウンドの初戦となる台湾戦の先発を山本由伸投手(ドジャース、27)、第2戦の韓国戦の先発を菊池雄星投手(エンゼルス、34)と予想し、「問題は第2先発」と指摘した。

「アメリカはリリーフピッチャーを厚めにしている」

    「日本の投手陣は14人いて、普段先発するピッチャーが9人くらいいる。第2の先発を考えているからこそ、先発投手を多めに入れている。このあたりが、アメリカとは対照的なチーム作り。この大会は、先発ピッチャーが4人いれば十分なんです。アメリカは、先発ピッチャーを少なくして、リリーフピッチャーを厚めにしている」

    超強力打線が予想される米国戦は、日本代表の投手陣がカギを握るとし、次のような見解を示した。

    「(勝利するには)投手戦に持ち込むこと。これまで日本が3大会優勝してきたのは、常に投手陣が抜群の安定感を持って最少失点に抑えてきた。前回大会のアメリカ戦もそう。アメリカ打線はすごかった。その超強力打線を2点に抑えて、3対2で勝った。いかに強力打線を少ない失点で抑えるかが、カギだと思います」

    そして、日本代表の不安材料に言及。福島氏は、「怖いのはセンターのポジション」とし、こう続けた。

    「1番うまいのは、ソフトバンクの周東(佑京)選手だと思うが、おそらく代走要員として起用される。あとは守備固めとして。たぶんスタメンでは使われない。鈴木誠也選手はカブスで通常ライトを守っているが、打力を優先するとすればセンターに。東京ドームなら良いが、準々決勝以降のマイアミだと外野が広い。抜かれたら完全に長打になってしまう」

    日本の主砲・鈴木誠也外野手(カブス、31)は、チームで主にライトのポジションで起用されている。25年シーズンは、指名打者(DH)での起用が多く、守備の機会は少なかった。

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