「NoBorder」の公式Xアカウントが2026年3月5日、高市早苗首相が関与を否定したことで波紋を広げた仮想通貨「SANAETOKEN」を発行している「JapanisBackプロジェクト」の中止を発表した。実業家の溝口勇児氏率いる「NoBorderDAO」発の仮想通貨「SANAETOKEN」は、実業家の溝口勇児氏が率いるプロジェクト「NoBorderDAO」が、「民主主義のアップデートを目指すプロジェクト」との触れ込みで2月25日にリリースした仮想通貨だ。免責事項のページでは「いわゆるファンクラブトークン」だと説明していた一方で、「SANAE」の名前を冠していること、トップページには高市氏の似顔絵が使われていたことなどから、3月2日に高市氏がXで「全く存じ上げません」と注意喚起。「本件について我々が何らかの承認を与えさせて頂いたこともございません」としていた。3日には、作成されたばかりの「株式会社neu」のCEOを名乗るXアカウントが突如「トークンの設計および発行に至るまでの一切の業務について、私が運営する株式会社neuが主体となって行い、その責任を負ってまいりました」と主張し、困惑の声が上がっていた。また、仮想通貨の発行に必要な登録がないとして、金融庁が調査を検討しているとも報じられている。「現在の状況および関係者への影響を総合的に勘案した結果」NoBorderは5日夜、Xで「JapanisBackプロジェクト中止に関するお知らせ」との投稿を行った。「これまで進めてまいりました同プロジェクトを中止する」とした上で、その理由については「現在の状況および関係者への影響を総合的に勘案した結果、同プロジェクトを継続することは適切ではないと判断し、本プロジェクトを中止する決定に至りました」と説明した。今後の対応については「トークン保有者の皆さまへの補償については、関係各所への相談を進めておりますので、内容が決定次第、改めてご案内いたします」という。「関係者の皆さまならびにトークン保有者の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。発表を見た人からは、「そもそも何のプロジェクトでどこの会社が実行をしていたのかがまるでわからないんだ」「JapanisBackプロジェクト毎、中止なの? 何で? トークンありきだったのか?」など、困惑の声が上がっている。
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