「はじめの一歩」で知られる漫画家の森川ジョージさんが2026年3月11日、小学館の漫画配信アプリ「マンガワン」問題をめぐり、Xで声明を発表した。「報道直後から自分がやれることを探して行動した」マンガワンをめぐっては、漫画『堕天作戦』の作者・山本章一氏が、20年に児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で逮捕・略式起訴され罰金刑を受けたことを知りながら、22年に、「一路一」名義で漫画『常人仮面』の原作者として起用。さらに、マンガワンの編集者が山本氏と被害者の和解協議に関して、メッセージアプリのグループに参加し助言していたといった対応が国内外で問題視されている。森川さんは11日未明、Xで「小学館マンガワン事件については僕はずっと怒っている。うまく伝わらなくて炎上してしまったが、それはそれ」とし、「報道直後から自分がやれることを探して行動した。僕への批判が正義の怒りだとしたらそのパワーで協力してほしい。本日昼過ぎに発表する」と予告の投稿を行っていた。「『教員による性被害事件の被害者を支える会』を作りたい」マンガワンの問題をめぐっては、被害者が山本氏側に対して損害賠償を求めて提訴し、札幌地裁は2月20日、山本氏に1100万円の支払いを命じる判決を出した。原告、被告側の双方が控訴している。森川さんは同日昼過ぎ、「小学館マンガワン事件について被害者弁護士、小竹広子先生、河邉優子先生と話し合いました」と報告。許可を得たとしてメールを全文公開した。「依頼者さんや一緒に事件を担当しています河邉優子弁護士と相談しまして、今回の被害者さんだけでなく、同じ加害教員から性被害を受けた方、他の、教員から性被害を受けた若年者一般も対象として支援ができる枠組みとして、『教員による性被害事件の被害者を支える会』を作りたい、という話になりました」寄付を募り、「今後控訴審で必要となる、裁判費用(印紙代等裁判所に支払う訴訟費用、弁護士費用、診断書・専門家意見書・鑑定費用、通信費・交通費等の実費)に使用」するほか、「今後彼女が学び直しができる心身の状態に回復した場合には、学び直しに必要な学費に使わせて頂くこともあり得ます」という。「自分の人生を取り戻すために、そのままにしたくないという方に、支援の枠組みがあれば」こうした上で、「同じ加害者による他の被害者さんや、他の教員による若年性被害者さんの件にも、会として支援ができたら良いなと考えています」とした。本件を担当する弁護士は、「札幌市の中学生だった時に担任の美術教員から性被害を受けた」という別の人物の代理人でもあるという。そうした背景から、「他にも多数の性被害事件について、常々ご相談を受け、訴訟もしていますが、経済的な事情で訴訟等をあきらめなければならない方も多々おられます」と説明。寄付金を募ることにした理由について、「何でも訴訟をすれば良いというものではなく、勝訴可能性などの判断は慎重に行う必要がありますが」としつつ、「自分の人生を取り戻すために、そのままにしたくないという方に、支援の枠組みがあれば、、と思うことがあります」とした。当面寄付金の窓口となる口座情報も公開している。
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