WBC準々決勝を制するのは山本由伸投手のヨーヨーカーブがカギではないかと、2026年3月12日放送の情報番組「DayDay.」(日本テレビ系)で元メジャーリーガーの五十嵐亮太さんが解説した。ヨーヨーカーブとは、どんな変化球なのか。
ボールの握り方がヨーヨーの握り方に似ている
番組は18日の準々決勝に登板が予定される侍ジャパンのエース山本由伸投手にスポットライトを当てた。五十嵐さんは第1次ラウンドのチャイニーズタイペイ戦を振り返り、「ストレートは158キロ出ていたので体の状態はいいと思う。ただ、変化球が本来の精度からかけ離れたものだった。2回の3分の2を投げて3四球。そんなピッチャーじゃないので、その修正が大事になってくる」と話した。
コメンテーター陣から「コントロール力だけでなく変化球もすごい」という声が出ると、五十嵐さんは「すべての変化球が一級品だが、特に決め球にも使っているヨーヨーカーブと呼ばれる球がすごい」と話した。なんだ、そのヨーヨーカーブというのは。
五十嵐さんの説明によると、カーブを投げる時、本来親指はボールの下にあるが、ヨーヨーカーブは親指を外側にずらして握る。その握り方がヨーヨーの握り方に似ているので、そう名付けられたという。
不安定な握りなのにしっかりスピンをかけて来る
五十嵐さんは「ボールを浅く握っているので握り方としては不安定。抜けてしまいがちだが、それでもしっかりスピンをかけているので、(山本投手は)ああいった変化球が投げられる。ものすごく技術が必要」と解説した。
ゲストで中学生時代に野球で全国出場したお笑いコンビバッテリィズのエースさんは「さっきヨーヨーカーブの握りを初めて見て、『何やこの握り方は』と思った。五十嵐さんの話を聞いても、『やっぱり変なんや』と。これでカーブを投げられるというのはすごいですよ」と話す。五十嵐さんも「僕も最初こんな握りでよく投げられるなと思いましたよ」と山本投手の変化球の制球力にあらためて驚いていた。
次の試合、山本投手のヨーヨーカーブをよーく、見てみようではないか。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)