東京・上野で現金4億円が入っていたスーツケースが奪われた事件で警視庁は暴力団幹部ら7人を事後強盗の疑いで逮捕したが、2026年3月15日放送の情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)で弁護士の森詩絵里さんは「暴力団がからんだ組織的犯行という見方から実刑はかなり重くなりそうだ」と話した。お互いがそれぞれを手足のように利用して一つの犯行を成し遂げた森弁護士によると、「一般強盗は金品を奪取する際に殴る蹴るなどの暴行を加えるが、(今回の事件は)事後強盗の疑いで、金品を奪取する際には暴行を加えず、逃げる際に見つかった相手に暴行を加えたものだ」という。逃げる際に、見つかった相手に催涙スプレーをかけたと行為が「暴行」に当たる。森弁護士は「事後強盗も(一般)強盗も同じ法定刑が適用される。強盗は法定刑が重くて最低でも5年の懲役。特に今回は4億円と被害額も大きい」という。7人のうちの実行犯3人と指示役、運転手や車の調達などの準備役がいることについては「それぞれ(役割によって刑の)重さに差があるようにみえるが、全員が最初にこういう犯行をしようと共謀して計画したうえで、それに基づいて実行した。これを共謀共同正犯と言うが、その計画にもとづいてお互いがそれぞれ手足のように利用して一つの犯行を成し遂げたのだから、他の人が行った行為を自分が行った行為と同じように責任を負いなさいということになる」と話した。MCの中山秀征さんは「(車の)手配をしただけなら罪が軽くなるわけじゃないよということですね」と念を押す。森弁護士は「これからの捜査のポイントは、7人が4億円の運搬情報をどこから得たのかになる」と話した。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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