「極めて不適切な発言であり、公人としての受忍限度を超えている」
兵庫県・斎藤元彦知事は、2026年6月3日の定例記者会見で「人殺しやないか、お前は」などと発言したフリーランスの記者に関し、このように述べ、弁護士と協議しながら、法的な手続きを進めていることを明らかにした。報道によると、9日付で兵庫県警・生田署に名誉毀損容疑で刑事告訴し、受理されたという。
会見の冒頭で「極めて遺憾」
この発言は、6月3日の定例記者会見で、別の記者から告発文書問題を巡って、「元県民局長が最終的に懲戒処分を受け入れた」という知事の発言の根拠を問われ、斎藤知事が、
「不服申し立てがなされなかった」
などと説明したことに対する抗議として、飛び出した。フリーランスの記者は「死んだやんけ。死んだからできひんかったやろ。人の死を愚弄するな」「人殺しやないか、お前は」などと発言した。
元県民局長は、亡くなる前に、
「不服申立てをしなくても済む可能性が少しでも残っているのなら、それをギリギリまで待ちたい」
と文書を発表していた。
斎藤知事は10日の会見の冒頭で、「一部の者から極めて不適切な発言があったということは、極めて遺憾」と述べ、「人の心を傷つける誹謗中傷、不当な発言を発信拡散することは、他人の権利を侵害する行為である。誹謗中傷などは行わないということが大事、改めて皆様にお伝えしたい」と話した。また、同様の発言がある場合、会見の参加は難しいと幹事社に伝えたことを明かした。
そして知事は、該当の記者について、
「記者クラブとして、会見の参加を今後認めない方針という風にされたと認識している」
と語った。