食べ放題「ムチャ食い」、手洗いで嘔吐→排水管逆流の惨事 ラーメン店の注意喚起が議論に

   さいたま市内のラーメン店が、学生向けにチャーシュー無料の食べ放題イベントを行ったところ、客の男子学生がトイレ横の手洗いで吐いて排水管が逆流してしまう事態になった。

   これを受けて、無理のない範囲で食べ、トイレで吐かないでほしいと店が呼びかけ、客のマナーなどが議論になっている。

  • 写真はイメージ(店の商品ではありません)
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  • 食べ放題を巡る今回の投稿
    食べ放題を巡る今回の投稿
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「無理がない範囲でお願い致します」と呼びかけると...

「申し訳ないです。食べ放題のお客様がトイレで吐いてしまい詰まって逆流して大変なことになってしまったので本日の営業終了致します」

   ラーメン店「猫ニ叉タビ」は2026年3月12日、Xでこう切り出した。

   店の床が水浸しになったとみられ、投稿でこう続けた。

「今から高圧洗浄で試して無理な場合は業者さん呼んで直します。食べ放題、無理がない範囲でお願い致します。トイレでは吐かないでください。お願い致します」

   この投稿は、大きな反響を呼んで、6万件以上の「いいね」が集まっている。

   様々な意見が寄せられ、客のマナーや店の呼びかけを巡って、賛否が分かれた。

   「吐くほど食べるなって話」「常識範囲内での、お店の話題でありサービス」「これはさすがにお店の方が気の毒ですね」と店の投稿に共感する声が寄せられた。その一方、食べ放題のサービスである以上は、ムチャ食いする客も出てしまうとして、店の呼びかけへの疑問も相次いだ。「じゃあどこで吐けばいいんだよ」「吐瀉物で詰まるトイレって、、、」といった声が上がるとともに、「企画は一考した方がいい」との意見も出た。

   これに対し、店はXを更新し、「どうしても我慢できない場合や過食症の方もいると思います」として、トイレに嘔吐袋を用意するとともに、「ルールを見直し修正します」と告げた。そして、トイレの詰まりは直ったものの、翌13日は、店内を清掃するため休業することを明らかにした。

   さらに、同日になると、投稿に対する謝罪の言葉をつづった。

「本来であれば、特定のお客様を責めるような受け取られ方をする発信は慎むべきでありました」
「大盛りや食べ放題を提供されている他店様や業界全体の印象を損なう可能性のある表現になってしまった」

「食べ放題は止めて、別の楽しめるイベントにしたい」

   そのうえで、店では、食べ放題のルールや案内方法を見直し、トイレなどの店舗設備の改善、客に安心して利用してもらえる環境づくりを行うとした。お詫びとして、3月14日土曜日は、1人1杯まで「ラーメン全品無料」にすると告知した。

   その後、無料サービスなどに様々な意見をもらったとして、ラーメン100杯に絞り、3~4時間で売り切るとXの投稿で明らかにした。14日の当日は、朝から整理券を配り、トラブルもなかったといい、「只今全てのラーメンのご提供終了致しました。お客様みなさまに、美味しいよ!と温かいお言葉頂きました」と感謝を伝えていた。

   ラーメン店「猫ニ叉タビ」の店主は16日、J-CASTニュースの取材に応じ、12日の16~18時に学生向けチャーシュー食べ放題のイベントを行った中で、今回のトラブルが起こったと説明した。

「『大丈夫ですか?』とお声がけをしたのですが、『大丈夫です』とおっしゃって、そのまま食べられました。胃の負担になったらしく、苦しい表情でしたので、『残してもいいですよ。無理しないで』と呼びかけましたが、トイレに隣接した手洗いに吐いてしまわれました。正直、怒りもありましたので、今回のような投稿をしてしまいました」

   学生向けのイベントは、店が通学路に面しているため企画したという。店では、ラーメン代にプラス1000円で参加できる食べ放題の替え玉チャレンジも行っている。しかし、今後については、こんな考えを明らかにした。

「チャーシュー食べ放題は、大人も参加するなどルールを守らないケースも見られました。食べ放題は、楽しいイベントでしたが、なくしてしまおうかと思っています。ほかに、別の楽しめるイベントを企画したいですね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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