埼玉県議会議員補欠選挙に当選するも、即日での議員辞職を表明していた西澤理氏が2026年3月16日、Xで「議員報酬についてご報告」した。「公認判断に関わり得る特定の事実を申告していなかった」西澤氏は国民民主党からの公認を受けて補欠選に立候補。しかし、投票前日となる7日午後、国民民主の埼玉県連公式Xアカウントが「除籍および公認取り消し」を報告した。処分の理由については、「3月6日に党本部に西澤氏に関する情報が寄せられ、直ちに本人に事実確認を行ったところ、その場で本人より公認申請時、公認判断に関わり得る特定の事実を申告していなかったことについて申し出がありました」と説明。「本来、県連への公認申請時に通知されるべき情報を通知せずに党の公認を得ようとした行為は、党の候補者に対する信頼を裏切るものであり、到底容認できません」としていた。国民民主は「特定の事実」に関する詳細は明かしていない。一方、SNSでは東京スポーツが18年5月に公開した記事で、児童福祉法違反容疑で逮捕された男の名前が西澤氏と一致するとの情報が拡散されていた。「私がこのまま議員として活動することは適切ではない」無所属となった西澤氏だが、2万4594票を獲得し2位で当選した。投開票日翌日の9日には、当選にあたり「今回の当選は、国民民主党からの公認取り消しが充分に伝わらないなかで国民民主党に対する期待を、私、西澤さとしに重ねていただいたものが多いかと存じます」とした上で、「そうであるならば、私がこのまま議員として活動することは適切ではないと考え、即日、議員辞職することを決意いたしました」とした。同日夜には、「本日午後、県議会議長宛の議員辞職願いを県議会事務局に提出しました」と報告。翌10日午後には、「本日、埼玉県議会にて私の辞職願が承認されました」とし、「皆様の貴重な票を無駄にしてしまい大変申し訳なく思っております」と謝罪していた。「この報酬は本来受け取るべきでない」16日の投稿では、「先週3/13に埼玉県議会事務局より、埼玉県議会議員として在籍した分の議員報酬59,806円の振り込みがありました」と明かした。「即日辞職願いを提出した私としてはこの報酬は本来受け取るべきでないものと考えておりますが、議員報酬は制度上、受取拒否も返還もできません」という。西澤氏は受け取った議員報酬について、「そのため、この59,806円全額を本日付けで日本赤十字社埼玉県支部様へ寄付いたしました」とした。今後について、「この結果にお詫び申しあげると共に、自問自答する日々をまたご報告致します」とつづっている。投稿を見た人からは、「選挙前までの行動はアレだけど、そこから先の行動はトラブルあった後の行動として完璧」「問題があったとはいえその後のご対応は全て的確だと思います。ご家族の皆様共々ご自愛ください」など、激励の声が寄せられた。
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