1973年の第4次中東戦争がきっかけで起きた第1次オイルショックでは、日本でトイレットペーパー騒動が起き、社会がパニック状態となった。コメンテーターの玉川徹さんは2026年3月18日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、50年前と違い、今は石油備蓄があるから大丈夫という話をするが、備蓄が残り数日しかないとなったら、日本社会に何がおきるのか予想がつかないと、パニックへの不安を語った。
「当時の人々は正確な情報がなく、不安がパニックにつながった」
騒動は1973年10月に大阪府吹田市のスーパーから起きた。開店前から200~300人がスーパー前に並び、店にあった1週間分のトイレットペーパー1400個がわずか1時間で売り切れになった。店内がパニック状態になっているVTRは、様々な情報番組や昭和回顧番組などで何回も目にしたシーンだ。
日本エネルギー経済研究所研究顧問の保坂修司さんは「当時の人々は中東に対する知識がなく正確な情報がなく、不安がパニックにつながった」と解説する。
「(トイレットペーパー騒動)がもう起きないかと言ったらそんなことはないと思う」
玉川徹さんは「僕が10歳の頃だからこの映像(トイレットペーパー騒動)覚えていますけどね。じゃあこういうパニックがもう起きないかと言ったらそんなことはないと思う」と話し、「今は備蓄があるから大丈夫という話をするけど、これが(石油備蓄が)残り何日分という話になってくるとどんな影響が社会の中に出てくるか自分でも予想できない」と不安を語った。
50年前とは違う現在、SNSなどでどんなパニックの種がまかれるのか予想がつかない。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)