ぬいぐるみと過ごす姿で人気の子猿「パンチ」くん 市川市動植物園、4か国語で観覧時の注意事項を投稿

   オランウータンのぬいぐるみを母代わりに抱く姿で一躍人気となった子猿「パンチ」をめぐり、市川市動植物園(千葉県市川市)が2026年3月19日にXで「ニホンザル(サル山)の観覧方法について」との注意喚起を公開した。

  • 「パンチくん」は、ぬいぐるみを母代わりに抱く姿が話題になった。市川市動植物園のX(@ichikawa_zoo)より
    「パンチくん」は、ぬいぐるみを母代わりに抱く姿が話題になった。市川市動植物園のX(@ichikawa_zoo)より
  • 観覧の注意を細かく説明。市川市動植物園のX(@ichikawa_zoo)より
    観覧の注意を細かく説明。市川市動植物園のX(@ichikawa_zoo)より
  • 「パンチくん」は、ぬいぐるみを母代わりに抱く姿が話題になった。市川市動植物園のX(@ichikawa_zoo)より
  • 観覧の注意を細かく説明。市川市動植物園のX(@ichikawa_zoo)より

ルール違反の事案「当園へご意見や苦情をいただく機会が増えております」

   パンチは生後約半年のニホンザルで、母猿が育児をしなかったことから飼育員による人工保育で育てられた。子猿は通常、生まれた時から母猿にしがみついて生活するが、母のいないパンチは代わりにオランウータンのぬいぐるみにしがみついている。ぬいぐるみに甘えながらも懸命に群れに馴染もうとする姿が注目を集め、SNSを中心に注目を集めた。

   市川市動植物園には、パンチを見ようと国内だけでなく国外からも多くの来園者が訪れ、土日には入園待ち列が発生するほどの盛況ぶりとなっていた。

   19日の投稿では、観覧時の注意事項を画像を交えて説明した。日本語のほか、英語・中国語・韓国語でも同様の呼びかけを行った。

   同園はサル山での観覧方法について「ニホンザルへのストレス軽減を最優先に、そして次に多くの方がお楽しみいただけることを意識しつつ、試行錯誤を繰り返し、観覧ルールを公式Xで呼びかけてまいりました」いう。

   「多くの方々にルールが浸透し、守っていただけるようになりました」としつつ、「残念ながら守られていない場面も目にいたします。またルール違反の事案について、付近で目撃されたお客様より当園へご意見や苦情をいただく機会が増えております」とした。

悪化すれば「ニホンザルの観覧自体を禁止せざるを得ない」

   「ニホンザルに限らず、多くの動物(人間も含みます)は、騒音や走るなどの急な動作、長時間同じ人から視線を受けるなどにより、脅威を感じます」とし、「ニホンザルのような群れで生活する動物は、一頭が感じた脅威が群れ全体に伝播し、サル同士の喧嘩など重大な問題に発展する可能性があります。そうなればもちろん、群れの中で立場の弱いパンチのような個体への影響は大きくなります」と説明。

   「このままルール違反の事案が増え続けば、私たちも観覧制限の更なる拡大、そしてニホンザルの観覧自体を禁止せざるを得ないことをご理解いただきたいと考えます」と注意喚起した。

「皆様が公平に、また楽しくパンチやその他のニホンザル達を応援できますよう」

   画像を交え、具体的な注意事項や禁止事項をまとめた。

「立入禁止ゾーン内へ立ち入らない」「サル山の外周を移動する場合は走らない」「撮影で脚立・椅子・三脚・自撮り棒を使うことは禁止」「園内でのライブ配信行為は営利・非営利を問わず禁止」「閲覧中はご静粛に」「サル山観察中の飼育員の業務に支障が出るため、長時間話したり撮影することはご遠慮ください」

   「最前列で観覧する方はかがんでください。最前列での観覧は10分以内です。経過したら速やかに後列の方にお譲りください」との注意事項は、赤枠で強調されている。

   同園は「スタッフも巡回を行い、動物たちの負担にならないよう観覧者へのお声がけに努めています」とした上で、「皆様が公平に、また楽しくパンチやその他のニホンザル達を応援できますようご協力をお願いいたします」と呼びかけた。

   呼びかけには、「動物園の人達にこれ以上迷惑かけないでほしい。ルールを守れない人は即観覧禁止、出禁にできないのでしょうか」「パンチくんはじめお猿さん達のために毅然と注意喚起していただき、本当にありがとうございます。このお知らせ隅々まで熟読して頭に叩き込んでいただきたいです」といった声が寄せられている。

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