韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)が2026年3月18日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ベネズエラ代表エンマヌエル・デヘスス投手(29)について、韓国プロ野球(KBO)リーグのチームから放出された理由を独自検証した。
KBO通算22勝20敗1ホールド防御率3.81
「OSEN」によると、元大リーガーのデヘススは、25年シーズンまで韓国プロ野球(KBO)リーグでプレーしていたという。
23年オフに、総額80万ドル(約1億2800万円)でキウム・ヒーローズと契約。KBOリーグ1年目の24年は、30試合に登板して13勝11敗、防御率3.68を記録した。
24年オフに、総額100万ドル(約1億5900万円)でKTウィズに移籍した。25年シーズンは、32試合に登板して9勝9敗1ホールド、防御率3.96にとどまった。
KBOリーグでは、2シーズン通算62試合に出場し、防御率3.81、22勝20敗1ホールドを記録。25年オフに、KTウィズとの交渉がまとまらず、大リーグのデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだという。
WBCベネズエラ代表入りしたデヘススは、今大会2勝をマークした。
8日に行われた1次ラウンド・プールDのイスラエル戦に先発し、5回を投げ2安打1失点(自責1)で勝利投手となった。
日本との準々決勝(15日)では、ベネズエラの3番手として4回にマウンドに上がった。
1死走者なしから源田壮亮内野手(西武、33)にヒットを許し、続く若月健矢捕手(オリックス、30)を四球で歩かせた。1死1、2塁のピンチで、主砲・大谷翔平選手(ドジャース、31)を打席に迎えた。
デヘススは強気の投球で2ストライク、1ボールと追い込むと、最後は138キロのスライダーで空振り三振を奪った。続く佐藤輝明内野手(阪神、27)も空振り三振に仕留め、ピンチを無失点で切り抜けた。
「デヘススはベネズエラ初の優勝の主役として堂々と認められた」
続く5回はきっちり3人で抑え、6回は先頭・村上宗隆内野手(ホワイトソックス、26)をセンターフライに打ち取ったところでマウンドを降りた。チームは6回に逆転したことから、デヘススに白星がついた。
ベネズエラは、準決勝でイタリアを破り、決勝では米国を3-2で下して優勝した。
今大会、2勝を記録してチームの世界一に貢献したデヘスス。「OSEN」は、「『こんな選手がなぜ韓国で解雇されたのだろうか?』ベネズエラ出身左腕、人生の逆転劇。WBCで優勝メダルを獲得」などのタイトルで記事化した。
記事では「デヘススはベネズエラ初の優勝の主役として堂々と認められた」とし、「デヘススはWBCでの活躍により、KBOリーグのサムスン・ライオンズの代替外国人投手として名前が挙がったこともあったが、デトロイトのメジャーリーグ40人のロースター入りを果たし、アメリカンドリームを続けることができるようになった」と報じた。