サントリー食品インターナショナル(東京都港区)は2026年3月17日、ペットボトルコーヒー飲料「クラフトボスブラック」のリニューアル商品を発売した。この新商品の分類表記が「コーヒー」から「コーヒー飲料」へと変更され、SNS上で注目を集めている。一部からは「サイレント値上げ」「サイレント薄め」などと指摘する声もある。だが同社コーポレートコミュニケーション部は18日、J-CASTニュースの取材に対し、新製法の採用で分類が変わったとし、「新技術活用による味わいへの影響はほとんどないと考えております」と説明した。「クラフトボス」シリーズの主力3商品がリニューアルサントリー食品インターナショナルは、「クラフトボス」シリーズの主力3商品をリニューアルしたものを17日から発売した。先述の「クラフトボスブラック」に加え、「クラフトボスラテ」と「クラフトボスミルクラテ」だ。SNS上で注目を集めたのは、「クラフトボスブラック」の分類表記だ。サントリーグループの公式サイトによれば、「コーヒー」は「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」に基づき、内容量100グラム中のコーヒーの生豆分量に応じた、複数の分類表記がある。まず「コーヒー」は、内容量100gグラムにコーヒー生豆換算で5グラム以上のコーヒー豆から抽出または溶出したコーヒー分を含むものだ。次に「コーヒー飲料」は、2.5グラム以上5グラム未満になり、「コーヒー入り清涼飲料」は1グラム以上2.5グラム未満になる。もともと「コーヒー」の表記だった「クラフトボスブラック」が、17日のリニューアルを経て「コーヒー飲料」へと変更されたことについて、SNS上で大きな注目を集めていた。「味わいへの影響はほとんどないと考えております」サントリー食品インターナショナルのコーポレートコミュニケーション部は18日、リニューアルした「クラフトボスブラック」について、「目指す香味を実現する」ために新製法を採用したと説明する。この新製法について、次のように説明する。「従来抽出過程において生まれてしまっていた雑味を出さずに、狙ったコーヒーの香味成分を今まで以上に抽出しきることを可能になりました。その結果、従来よりも少ないコーヒー豆の使用量で、同等のコーヒーの濃さを実現できるようになっています」これまで以上に香味成分を抽出できるようになったため、豆の使用量が変わり、その結果として「コーヒー飲料」に分類された。なお、17年4月発売の「クラフトボスブラック」は今まで「コーヒー」表記だったという。リニューアル商品は味が変わったのだろうか。しかし、コーポレートコミュニケーション部は「以前の商品と同等以上の濃さの抽出液を抽出できているため、新技術活用による味わいへの影響はほとんどないと考えております」と説明する。また、同社が実施した調査でも、リニューアル商品の中味評価は従来の商品以上の評価を得ていたとする。SNS上では、「サイレント値上げ」「サイレント薄め」などと指摘する声もある。こうした声に対し、コーポレートコミュニケーション部は、「日頃からご愛飲頂いているからこそのお声だと受け止めております」としつつも、「味わいへの影響はほとんどないと考えております」と述べている。
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