「何言ってるんですか」総額180万円のはずが見積もりは230万円 初の車購入でいざこざ...営業トークに不信感

購入を白紙にすると態度が急変して...

   すると、営業担当者の表情が明らかに変わったという。

「ここまでかなり時間をかけて説明しているのは、ご理解いただけていますか」

   見積書を指で叩きながら言ったそうだ。さらに、次のように続けた。

「ご購入の意思がないのに、簡単に見積もりなどと言われては困ります」

   田中さんは思わずカチンときた。確かに、オプションの相場などは詳しく知らない。一般的にそれくらいの金額になると言われれば仕方ないとも思った。しかし、「この言われ方」には強い違和感を覚えたのだ。「購入に前向きだからこそ見積もりをお願いしているのに、なぜここまで言われるのかと思いました」。

「それなら、今回は白紙でお願いします」

   ここでは買いたくないと思い、田中さんは思い切って伝えた。すると営業担当者は、相場の説明や分割払いの話を続け、総額を安くする提案もしてきたという。

「今回だけ215万円にします。これは、どこのお店でも出せない価格です。このまま進めさせていただきますね」

   しかし、田中さんの気持ちはすでに決まっていた。問題は金額ではなく、対応そのものだったからだ。丁重に断り、店を後にした。

「ただ車を見に来ただけなのに、こんな雰囲気になるとは思っていませんでした」

   今でもその店の前を通ると、当時のやり取りを思い出してしまうという。

   大きな契約に際しては、見積もりの段階で違和感を覚えた場合、その場で決めないことは必要だ。たとえば複数の店舗で比較することなども、冷静な判断につなげるため対策といえるだろう。

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