韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)が、甲子園球場で開催されているセンバツ高校野球大会で、188球を投じた投手に対する日本メディアの報道姿勢を疑問視した。
「10回188球の酷使、本当に起きたことなのか」
同メディアが注目したのは、22日に行われた大垣日大高対近江高戦だ。
試合は0-0のまま9回を終え延長戦に突入した。延長戦は無死1、2塁からのタイブレーク方式で行われ、延長10回に大垣日大高が、1死2、3塁のチャンスにタイムリー2塁打で2点を入れた。
近江高は、その裏に押し出し四球で1点を返し、さらに1死満塁の好機が続くも反撃はここまで。大垣日大高が2-1で逃げ切り、2回戦にコマを進めた。
この試合で、両チームのエースが100球以上を投じた。大垣日大高の竹岡大貴投手(3年)はひとりで10回を投げ切り、188球を投じた。一方の近江高・上田健介投手(3年)は、9回3分の2を投げ129球だった。
野球人気の高い韓国では、センバツ大会の注目度が高いようで、「OSEN」は大垣日大対近江高戦を「10回188球の酷使、本当に起きたことなのか...日本の高校生の涙の完投勝利、韓国だったら大騒ぎになっていただろうに」とのタイトルで報じた。
記事では「日本のメディアは、竹岡の188球完投勝利を美しい闘魂として称えた。酷使を批判する論調は見当たらなかった。188球は珍しいとはいえ、日本の野球の観点から見れば、それほど特異なことではない。その前日に行われた1回戦の3試合では、完封・完投した投手が4人もいたが、投球数はそれぞれ133球、132球、123球、119球だった。先発投手が好投すれば120球が基本だ。投手の管理と保護に気を配る韓国高校野球で、このように投げれば過酷な投球をめぐる論争で大騒ぎになっただろう」とし、韓国国内の高校野球事情について解説した。