韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は2026年3月29日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(27)の起用法を巡り、球団への怒りをあらわにした。
「キム・ヘソンが5安打打ったところで何になる?」
大リーグ2年目となるキムは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に韓国代表として出場したため、チーム合流が遅れ、オープン戦の出場が限られた。
それでもオープン戦9試合に出場し、打率.407、出塁率.448、長打率.519、1本塁打、6打点を記録。課題の打撃で好調さをアピールしたが、デーブ・ロバーツ監督(53)は、マイナー降格を決断した。
早期大リーグ昇格を目指すキムは、マイナーでも好調を維持している。29日の3Aの試合では、5打数5安打と大爆発し、存在を示した。
大リーグ昇格への期待が高まる中、「スポーツ朝鮮」は球団に対して不信感をあらわにした。
同メディアは、キムがオープン戦で打率4割超えを記録したにも関わらず、マイナーに降格したことが納得いかないようで、「キム・ヘソンが5安打打ったところで何になる?ドジャースが彼を無視する理由→重要なのはキム・ヘソンが活躍することより、ライバルたちの不振にある」とのタイトルで記事化した。
記事では「キム・ヘソンがマイナーリーグで5安打を放ったが、見通しは明るくない」とし、こう続けた。
「5安打だけでロバーツ監督の考えを変えるのは難しい」
「5安打だけでドジャースのデーブ・ロバーツ監督の考えを変えるのは難しいと見られる。そもそも、ロバーツ監督がキム・ヘソンを戦力外とした理由は打率ではない。キム・ヘソンの代わりに選ばれたアレックス・フリーランドが、大リーグで期待通りの活躍を見せているからだ。キム・ヘソンが大リーグに昇格するには、キム・ヘソンがマイナーリーグでどれだけ活躍するかよりも、フリーランドが大リーグでどれだけ不振に陥るかがより重要に見える」
同メディアが名を挙げたアレックス・フリーランド内野手(24)は、期待の若手だ。キムと同じセカンドを守り、強力なライバルとなる。25年に大リーグデビューを飾り、今シーズンは開幕ロースター入りを勝ち取った。
28日に行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦には「9番・セカンド」でスタメン出場し、今シーズン初打席となった3回にソロ本塁打を放った。ここまで2試合に出場し、4打数2安打で打率5割を維持している。
マイナーで結果を残すキムに対して、大リーグで本塁打を放ったフリーランド。両選手のポジション争いに今後、手術明けのトミー・エドマン内野手(30)が加わる見通しで、より一層激しさが増す。