韓国メディアが、「韓国のイチロー」イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ、27)の打撃不振を嘆いている。
「イ・ジョンフは打力が求められる外野手なのに」
大リーグ3年目のイは、今季ここまで全10試合に出場し、33打数5安打、打率.152。打点4で、本塁打はゼロだ。出塁率と長打率を合わせたOPSは.498と低い数字となっている。
ポジションは、昨季まではセンターのレギュラーだったが、今季はライトに配置換えとなった。6日(日本時間)にホームのオラクル・パークで行われたニューヨーク・メッツ戦では、「6番・ライト」でスタメン出場した。
対戦相手メッツは、千賀滉大投手(33)が先発のマウンドに上がった。イは2回の第1打席で見逃し三振に倒れ、5回の第2打席は空振り三振。7回は先頭打者として打席に入り、セカンドライナーに打ち取られ、9回は空振り三振した。
この日は4打数無安打3三振で、チームは2-5で敗れた。
韓国出身大リーガーとして唯一、開幕から試合に出場しているイ。地元の期待を一身に背負うも、ここまで課題の打撃で結果を残せていない。
このような状況の中、韓国メディア「スポーツ東亜」(ウェブ版)は、「打てないどころか、あまりにも打てないイ・ジョンフ、無安打・3三振の沈黙 打率.152に急落」とのタイトルで記事化した。
記事では「前日の試合で1安打を放ったイ・ジョンフのバットが、再び冷え込んだ。3三振を喫し、4打数無安打に終わった。安打を放てなかったのはもちろん、三振を3度も喫したのだ。これにより、イ・ジョンフのシーズン成績は打率.152、出塁率.256、OPS.498へと低下した。これ以上下がる余地のない最悪の成績だ。しかもイ・ジョンフは、打力が求められる外野手である」と悲観的に報じた。
21年に打率.360を記録し韓国リーグの首位打者に
韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)は、「まさかイ・ジョンフ、メッツ戦で三振、三振、三振と無安打で沈黙...打率.152に低下」とのタイトルで記事化。
記事では、7回の攻撃に注目した。1点リードで迎えた7回、先頭打者のイは、147キロのチェンジアップを引っ張ってセカンドライナーに倒れた。
同メディアは、この打席について「打球はしっかり捉えたものの、相手守備に阻まれ、ヒットにはつながらなかった。流れを変えられる可能性があった打席だっただけに、悔しさは一層大きかった」とした。
イは「韓国のイチロー」と称される巧打者で、韓国プロ野球(KBO)リーグでは安打を量産し、21年に打率.360を記録しKBOリーグの首位打者となった。
大リーグ2年目の25年シーズンは、センターのレギュラーとして150試合に出場。打率.266、8本塁打、55打点を記録したが、ジャイアンツと6年総額1億1300万ドル(約164億円)の大型契約を結んでいることから、複数の米メディアから「物足りさな」を指摘された。