SNS上で、日本テレビの番組「ZIP!」の制作資料とみられる情報をはじめ、企業の社内資料とみられる情報の拡散が相次いでいる。日本テレビは「本件については重く受け止め、あらためて番組制作に携わるスタッフに情報管理の徹底を周知・指導しております」とコメントした。
弁護士は、「場合によっては会社から何らかの損害賠償請求をされる可能性もあります」と警鐘を鳴らしている。
「本件については重く受け止め」
2026年4月4日頃からX上では、日本テレビの入館証や、「ZIP!」総合司会の水卜麻美アナウンサーや金曜パーソナリティを務めるSnowMan・阿部亮平さんなど出演者の名前が記載された資料、スタッフのシフト表とみられる資料の画像が拡散されている。
入館証には女性の名前が記載されており、番組制作に関わる人物が投稿したのではないかとして、社内情報漏えいなどが指摘され、波紋を広げている。
日本テレビ広報部は6日、J-CASTニュースの取材に、「番組制作に関する詳細については回答を控えさせていただきます」としたうえで、「本件については重く受け止め、あらためて番組制作に携わるスタッフに情報管理の徹底を周知・指導しております」と対応を明らかにした。
「会社から何らかの損害賠償請求をされる可能性も」
他にも同時期に、三菱電機のグループ会社とみられる企業の入社時提出書類の一覧資料と、三菱電機のマークの入った名札の画像が拡散した。資料の発行元とみられる三菱電機のグループ会社はJ-CASTニュースの取材に、「お答えできません」とした。
こういった事案にはどういったリスクがあるのか。松田綜合法律事務所の森田岳人弁護士は、J-CASTニュースの取材に、
「会社で得られた情報を安易に個人がSNSで発信してしまうことは、自分の勤めている会社に迷惑をかける行為です。投稿が炎上して会社の信頼を喪失するようなことがあれば、SNSに投稿をした人は社内で処分もされるだけでなく、場合によっては会社から何らかの損害賠償請求をされる可能性もあります」
と警鐘を鳴らした。
「ZIP!」の制作資料とみられる画像の拡散経緯は不明だが、Xでは、制作会社のスタッフが投稿した可能性も指摘されている。もし、制作会社と日本テレビが秘密保持契約や情報管理に関わる契約を結んでおり、制作会社のスタッフがそれに違反するような情報をSNSを投稿してしまった場合、投稿した人は、発生した損害の一部を負うことになる可能性もあるとした。