米トランプ大統領が「地獄の門」が開くと、イランを脅しているのは具体的に何のことなのか。2026年4月7日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)で、直近のトランプ大統領の会見を取り上げた。「24時間で1000カ所同時攻撃をやるぐらい物理的にできる」会見では、7日夜(日本時間8日午前9時)までにイランがホルムズ海峡を開放しなければすべての橋と発電所をただちに破壊する、と警告している。それは火力発電所だけなのか、ブシェール原発も標的になるのか、具体的な説明はない。アジア太平洋の安全保障などが専門の慶応大学教授の神保謙さんは「トランプ大統領が定義する形でのホルムズ海峡の開放にイランが応える可能性はかなり少ない。何度も延長した期限がいよいよ迫るという時に軍事行動が行われる可能性はかなり高くなっている。能力からすればアメリカはイランの攻撃が始まった24時間で1000カ所同時攻撃をやっているぐらい精密誘導兵器、空爆、艦艇からのミサイル攻撃、様々なプラットホームを使った攻撃が物理的にできる。今回はそれが発電所を含む橋を含むということになると、この脅しをイラン国民にかけて、最終的に交渉がまとまらないのはあなた方のリーダーのせいだと最後の脅しをかけている状況だ」と話した。原発が破壊されると「ペルシャ湾が汚染されるのでとてつもない二次被害がもたらされる」発電所などへの攻撃による影響について中東情勢に詳しい慶応義塾大学教授の田中浩一郎さんは「1つ気になるのは原発だ」と話し、「(トランプ大統領が)2週間前ぐらいに『最大の発電所を攻撃する』と言ったが最大の発電所というのはブシェール原発のこと。なので(トランプ大統領の)頭の中にどこかしらあるのかなという非常に怖い思いがある」。ブシェール発電所はペルシャ湾岸にあり、このため「ペルシャ湾が汚染されるのでとてつもない二次被害がもたらされる」と話した。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
記事に戻る