プロボクシングの元世界2階級制覇王者・畑山隆則氏(50)が、2026年4月6日に公開されたユーチューブ動画「竹原テレビ」に出演し、WBC世界バンタム級2位・那須川天心(帝拳、27)の再起戦について「天心の不利は否めない」との見解を示した。「どうやって予想してもボクシングのキャリアが違う」那須川は25年11月にWBC世界バンタム級王座決定戦に出場し、元世界王者・井上拓真(大橋、30)と王座を争った。試合は、那須川がスピードで1、2回を優位に進めるも、井上が4回から反撃に転じた。スタミナで上回る井上が、中盤以降、試合を支配。那須川は0-3の判定で敗れ、プロ8戦目にして初黒星を喫した。井上戦以来となる再起戦は、4月11日に東京・両国国技館で行われる予定で、対戦相手は、WBC世界バンタム級1位ファン・フランシスコ・エストラダ(メキシコ35)だ。エストラダは、フライ級、スーパーフライ級で世界王座を獲得した世界2階級制覇王者。プロ戦績は45勝(28KO)4敗で、那須川戦がプロ50戦目となる。今回の試合は、WBC世界同級挑戦者決定戦として行われる。世界的に知られるエストラダとの再起戦に、畑山氏は「前回の試合から3か月くらいでエストラダなので、ちょっと早いなと思った」と率直に語り、こう続けた。「下馬評で考えれば、天心の不利は否めない。これは、どうやって予想しても、(ボクシングの)キャリアが違う。予想をたてるとすれば、天心の不利はしょうがないことだと思う。天心が、ここで万が一負けるようなことがあると、(ボクシングを)辞めるということはないかもしれないが、商品価値ということに関しては、下がると言わざるを得ない」畑山氏は、「那須川不利」と予想する一方で、那須川の格闘家として力を高く評価した。「ここで負ける天心は想像がつかない」キックボクシングでは、42戦全勝(28KO)を誇り「神童」と称された。格闘家として、このようなキャリアを積み上げた那須川に対して、「天心はこんなところで負ける選手ではないと思っている」とし、次のように持論を展開した。「ここで負ける天心は想像がつかない。予想をたてれば厳しいとは思うが、ここで連敗する天心が想像できない。キック(ボクシング)で『神童』と言われたほどの選手だから、勝負カンというか、ここで負けられない試合は勝つみたいな。そういう逆境みたいなところから、這い上がる。そういうものを持っている選手だと思う」キックボクシングからボクシングに転向した那須川は、23年4月にボクシングデビューを飾った。ここまでの戦績は7勝(2KO)1敗。元世界2階級制王者のエストラダ戦は、プロボクサー那須川にとって正念場となる。
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