一部の外国人客が高級魚「のどぐろ」のコース料理を無断キャンセルしたとして、金沢市内の専門店が「世界中のお店では普通のことなのでしょうか?」とX上で問いかけ、反響を集めている。「本日20時に来店予定だった海外からのお客様が、22時になっても来店されませんでした」1人1万3000円のコース料理を英語で3人分予約専門店「のどぐろ旬菜みのりや」の店主は2026年4月5日夜、テーブル上にぽつんと残った料理の写真をXで投稿し、こう切り出した。店は、少人数の完全予約制で営業しているが、外国人客からはキャンセルの連絡もなかったという。「世界中のお店では普通のことなのでしょうか?」と問いかけ、「石川県金沢市の小さな飲食店にとって、今夜はとても悲しい夜でした」と漏らしていた。この投稿は、大きな反響を呼んで、7万件ほどの「いいね」を集めている。返信も次々に寄せられ、外国人からの英語投稿も多かった。「それは本当に失礼です」などと共感の声は多く、カナダ人という投稿者からは、「少しのお金を送ってもいいですか?それでそのほんの一部でも埋め合わせられるように」と心配する声も寄せられた。店主は、これらにお礼の言葉を述べていた。店主によると、外国人客は、金沢市内のホテルに宿泊しており、ホテルのフロント経由で予約されたため、電話番号などは聞いていなかったという。店主は、「私の店でも、日本人のお客様の無断キャンセルは何度もありました。おっしゃる通り、外国人のお客様だけの問題ではありません」と説明し、「国ではなく、一人ひとりの問題だと感じています」とも明かした。のどぐろ旬菜みのりやの店主は7日、J-CASTニュースの取材に応じ、西洋系の名前の外国人が2日前、1人1万3000円のコース料理を英語で3人分予約してきたと明かした。「廃棄はできませんので、スタッフで食べました」「公式サイトからの予約では、当日キャンセルは100%の料金を請求するとしています。ホテルのフロント経由でしたので、来られるだろうと油断していました。早い時間でしたら、別のお客様にご案内することもできました。しかし、22時の閉店時間になってしまいましたので、どうしようもありません。さすがに廃棄はできませんので、スタッフで食べました」ホテルには「どうなっていますか?」と連絡したが、「そんな名前の宿泊客はいません」と言われたという。ホテルは、予約の取り次ぎをしただけで、予約時には「責任は持てません」と念を入れられたとした。料理の料金3万9000円分の原価が飛んだほか、アルバイト代、電気代などの経費もかかったという。「賠償を求めようにも、どこに言っていいか分からないです。今のところ、客からは何の連絡もありません。警察への通報も考えていないです。このまま泣き寝入りですね。前金制のデポジットも検討していますが、手数料や手間もかかりますし、先にお金を取るのはどうなのかとも考えてしまいます」(J-CASTニュース編集部 野口博之)
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