プロeスポーツ選手が配信で「軽率な発言」謝罪 「深く反省」も...チームは契約解除

   プロeスポーツチーム「RIDDLE ORDER」に所属していた「MURA」選手に不適切な発言があったとして、Shadowverse Premier Seriesの公式Xアカウントが2026年4月9日、ペナルティを発表した。

  • eスポーツでも対戦相手へのリスペクトが必要だ(写真はイメージ)
    eスポーツでも対戦相手へのリスペクトが必要だ(写真はイメージ)
  • MURA選手のX。発言をめぐる謝罪文を掲載している
    MURA選手のX。発言をめぐる謝罪文を掲載している
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  • MURA選手のX。発言をめぐる謝罪文を掲載している

選手を名指しで誹謗、談合や不正を示唆

   MURA選手は、主に対戦型オンライントレーディングカードゲーム『Shadowverse(シャドウバース)』シリーズをプレーするプロのeスポーツプレーヤーだ。

   発端となったのは、3日に行われたイベント「Shadowverse Premier Series 26-27 ドラフト会議」後の配信での発言だった。

   MURA選手は、ドラフト会議の内容をめぐり、配信で別の選手を揶揄するような発言や、他チームの選手を巻き込んだ談合や不正を匂わすような発言を行っていた。

   発言内容が問題視されたことを受け、ゲーム公式Xは5日、「SNS等で拡散されているMURA選手の発言に関する事案について、運営側で現在、事実確認を行っております」とアナウンスしていた。

「ファンの皆さまの信頼を損なう、決して容認できないもの」

   さらにゲーム公式Xは9日、「所属チームと選手に対するペナルティのお知らせ」を公開し、「MURA選手に関して、違反行為が確認されたため、ペナルティを科す」と報告した。

   違反行為の詳細については「自身の配信において、ドラフト会議で他チームが指名した選手に対する誹謗中傷と受け取られる発言を行ったこと」「同配信において、他チーム選手との談合や不正があったかのように示唆し、本シリーズ運営および他チームの信用を毀損する、事実に基づかない発言を行ったこと」「本シリーズの理念に著しく反する言動により、ファンの皆さまの信頼を損なったこと」の3点を挙げた。

   その上で、「今回の行為はこの理念に著しく反するものであり、開幕を期待してくださっているファンの皆さまの信頼を損なう、決して容認できないものと判断いたしました」と説明。

   ペナルティとして「MURA選手の『Shadowverse Premier Series』への出場を無期限で禁止」した上で、「同シリーズに関連するすべての公式大会および公式イベントへの参加を無期限で禁止」「同シリーズを用いた配信を2027年3月31日まで禁止(すべての共有サイトを含む)」「同シリーズを用いたすべての収益化行為を2027年3月31日まで禁止」するとした。

   なお、無期限での禁止については、「27年4月以降のMURA選手の発言や行動を勘案のうえ、運営事務局にて改善が認められると判断した場合、制限を解除する可能性があります」としている。

「指導・管理体制も整えるという申し出があった」

   MURA選手は過去にも過激な発言が問題視されるなど、素行をめぐる不安の声もあったことから、シリーズ参加に際して運営事務局と「RIDDLE ORDER」側で事前に協議が行われたという。

   その際、「『RIDDLE ORDER』からは将来性と実力を信じて、指導・管理体制も整えるという申し出があったことから、運営事務局として逆指名制度での獲得を容認する判断をいたしました」。

   こうした背景から、「RIDDLE ORDER」は同日、契約の解除を報告。

   「当該選手との契約にあたっては、過去の発言および行動について再発防止を誓約したうえで契約を締結しておりましたが、今回の件はその誓約に対する違反であると判断し、協議の結果、本件対応を決定いたしました」として謝罪している。

   MURA選手は、自身のXアカウントを更新し「自身の配信での発言により、多くの方々に不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。

   選手に謝罪した上で、談合を示唆する発言をめぐっても「事実ではなく、私の独断による誤った発言でした。事実に反する内容を発信し、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とした。

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