報道番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)の2026年4月10日放送回に出演したコメンテーターの玉川徹氏の米・トランプ大統領の娘の夫・クシュナー氏をめぐる発言について、「人種差別ではないか」とする声が上がっている。
テレビ朝日は取材に、「ご指摘には当たらないと考えております」としている。
クシュナー氏の出席「マイナスでしかないような気がする」
番組では、米国とイランの協議に出席するとみられる顔ぶれを紹介。玉川氏は、米側にクシュナー氏が含まれていたことに、
「アメリカ側の協議出席者にいるクシュナー氏って、何の権限でこの人は......何ですか、トランプ氏の娘婿?要するにトランプ家の代表として入っているとしか見えないし、ましてやユダヤ人ですよね? このイランとの協議に関しては、むしろいないほうがいい人のような気がするんですけど、娘婿という立場として入ってくるこの人って何なんだろうってずっと思ってるんですけど」
と、中東情勢の専門家として出演していた慶応義塾大学教授の田中浩一郎氏に尋ねた。
田中氏が、クシュナー氏はイスラエルのネタニヤフ首相に近い人物だと説明すると、玉川氏は「イスラエルの利益を代表する人をイランとアメリカの交渉に同席させているのはマイナスでしかないような気がするんですけど」と、再び問いかけた。
田中氏は、米・バンス副大統領が交渉の主導権を握れば、「アメリカがこういうことを決めた、それをクシュナー氏に対して、イスラエルにも飲ませるということで、イスラエルを蚊帳の外に置いていないということで安心させる」効果があると見解を示していた。一方、「その逆もありえる」と指摘。クシュナー氏と、同じくイスラエルに近いウィトコフ特使が主導権を握ると、「(前回と)同じような結果になる」とした。
「ご指摘には当たらないと考えております」
玉川氏の発言のうち、「ましてやユダヤ人ですよね?」といった部分について、「批判の域を完全に超えた人種差別」「人種差別ではないですか?」といった意見が寄せられた。発言部分を切り取った動画も拡散された。
13日にJ-CASTニュースの取材に応じたテレビ朝日広報部は、
「ユダヤ系アメリカ人で、イスラエルのネタニヤフ首相に非常に近いクシュナー氏が、アメリカとイランの和平協議に出席することの影響について、ご出演いただいた専門家に質問したもの」
と玉川氏の発言の意図を説明し、「人種差別ではないか」とする声について、
「ご指摘には当たらないと考えております」
と見解を示した。