弁護士でインフルエンサーの岡野タケシ(武志)さんが2026年4月12日、Xで「自転車の青切符制度」を悪用した詐欺について注意喚起した。「自転車の青切符制度が始まって、わずか3日で詐欺が出た」自転車の青切符制度とは、1日より始まった「自転車の交通反則通告制度(青切符)」のことだ。警視庁公式サイトの説明によると、「自転車の運転者による反則行為のうち、交通事故につながる危険な運転行為をした場合や、警察官の警告に従わずに違反行為を継続した場合といった、悪質・危険な行為」について、「交通反則告知書(青切符)」を交付する。青切符は比較的軽い道路交通法違反に対して交付されるものであり、反則金を納めれば刑事裁判にならず、前科も付かない。1日から始まったばかりの制度のため、SNSでは具体的なルールや運用について戸惑う声も上がっている。こうした中、岡野さんは「自転車の青切符制度が始まって、わずか3日で詐欺が出た。恐ろしいのは、被害が2000円だった点」と説明し、4日午前8時頃、広島県呉市広吉松の市道で起こった詐欺事件に触れた。「手信号」違反理由に「2000円を支払う必要がある」被害に遭ったのは「自転車に乗っていた高校生」で、「高校生が車道から歩道に上がった直後。青い作業服を着た男に呼び止められた」。男は高校生に「法が変わって、手信号をしないといけんのよ」「違反だから2000円を支払う必要がある」と声をかけ、「高校生は、その場で2000円を渡してしまった」という。岡野さんは、「2000円」という金額に着目し「高すぎたら、高校生は親に相談する。警察に問い合わせる。誰かに止められる。でも2000円なら、財布から出てしまう」とつづった。「『これくらいなら払っとくか』と思える金額。通報するほどでもないと感じてしまう金額。その場で払ってしまいやすい、絶妙な額だ」「日本の交通取締りで、警察官がその場で現金を受け取ることはない」今回詐欺の争点となった「手信号義務」は、自転車に乗っている際、曲がる時などに手を使って合図をするもの。施行された青切符の対象となる交通ルールだが、その安全性などをめぐってはSNSでも議論があったという。岡野さんは、「ちょうど、制度への批判が出始めていた時期だった。『手信号で片手運転になるのは、かえって危ないんじゃないか』『ただの罰金稼ぎだろう』ネット上では、そんな声が出ていた」とその背景を説明し、注意喚起を行った。「新しい制度は、必ずこういう人間に狙われる。ルールが浸透していない。何が違反で、何が違反じゃないのか、誰も即答できない。不安と混乱がある。そこに付け込む人間が、必ず出てくる」その上で、「日本の交通取締りで、警察官がその場で現金を受け取ることはない」と説明。「青切符でも、赤切符でも、ない。絶対にない。『今ここで払って』と言われたら、それは詐欺だ。迷わず110番していい」とした。投稿を見た人からは、「まだ2000円で済んだけど、万一身分証明書提示とかさせられてスマホ撮影でもされてたらもっと酷い事になってたかも。そういう案件も出てくると思いますよ」「違反行為の内容と違反金の話ばかりが独り歩きしてて、じゃあ実際に違反したらどんな手続きを通るのとかがほとんど知られてないですよね...。特に未成年は切符を切られるなんて普通はないでしょうし」など、困惑の声が相次いでいる。
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