2026年シーズン、ここまで5勝11敗で最下位に低迷するロッテ。サブロー監督が就任し、発展途上の選手が多いことを考えると長期的視点でチーム再建を考えた方がいいだろう。
勝負の分かれどころ、1点リードの9回2死二塁のピンチで
ただ、指揮官の振る舞いが波紋を呼ぶ事態になったことが気になる。2026年4月12日の西武戦(ベルーナ)。延長戦の末にサヨナラ負けを喫したが、1点リードの9回2死二塁のピンチで源田壮亮を迎えた場面が勝負の分岐点になった。
守護神の横山陸人が3ボール1ストライクとしたところで、一塁ベンチの黒木知宏投手コーチがマウンドに向かおうとしたが、サブロー監督が黒木投手コーチのユニフォームの肩口を無言で引っ張って制止。横山は源田に同点適時打を浴びた。
「マウンドに行くのを制止するなら言葉で伝えればよかった」
ロッテOBは
「打者有利のカウントになり、申告敬遠で塁を埋める選択肢も考えられた。でも、結果論ですよ。バッテリーで意見をすり合わせて勝負にいった結果なので仕方ない。問題はサブロー監督の行動です。勝負を左右する場面でピリピリしていたのかもしれませんが、ガムをかみながら言葉を発さずに、黒木投手コーチの袖を引っ張る行為はいただけません。他のコーチや選手はこういった行動を敏感に感じますし、チーム全体の雰囲気に影響を及ぼす。マウンドに行くのを制止するなら言葉で伝えればよかったわけですしね」
と指摘する。
サブロー監督と黒木投手コーチはロッテで同期入団。年齢は黒木投手コーチが3歳年上だ。現役時代は長年共にプレーし、特別な絆で結ばれていることは間違いない。2人にしか分からない関係性があるだろう。だが、チーム内だけでなくファンから見ても心証が良い光景とはいえない。今後は白星を重ねて、笑顔で会話を交わす姿を見たい。
(中町顕吾)