電車内では、座席の使い方や荷物の置き方をめぐるトラブルが後を絶たない。
2025年に日本民営鉄道協会が実施した「駅と電車内の迷惑行為ランキング」では、1位が「周囲に配慮せず咳やくしゃみをする(34.7%)」、2位が「座席の座り方(詰めない・足を伸ばす等)(31.9%)」、3位が「騒々しい会話・はしゃぎまわり(30.2%)」となっている。
座席の使い方に対する不満は、依然として多くの利用者が感じている問題のひとつだ。
山田真奈さん(仮名・20代)は、学生時代、帰宅中の電車で座席をめぐる場面に直面した。
1人分しか空いていない座席に2人で着席...周囲がざわつく
野球観戦の帰りに乗っていた電車内は、座席がほぼ埋まるほどの混雑で、山田さんは横並びのシートに座っていた。
「隣にちょうど『1人分のスペース』が空いていました」
そこへ2人の女性がやってきたが、どちらかが座る様子はなく、そのまま並んで山田さんを押し込むように座ってきたという。
「いけるいける」
「詰めたら入るって」
そう言いながら両隣の乗客を押すような状況になり、肘や膝が当たっていた。足を閉じていても接触は避けられず、座っていること自体が負担に感じられたそうだ。
「座り続けるのは、ムリだと思いました」
山田さんは耐えきれず席を立った。すると2人は、「なんで?」「大げさじゃない?」といった声をあげたという。