秋田県でもクマによる人的被害 山菜のある山に帰るはずが...「一部の個体がいまだに里にかなり依存」と専門家

山には栄養価のある食べ物がない?

   この状況について、クマの生態に詳しい岩手大学農学部准教授の山内貴義さんは「過去にない事態」と警鐘を鳴らす。

「5月になるとだんだん山菜とか食べるものが山のほうで増えてくるので、基本的にはみんな山のほうへ帰るはずだが、一部の個体がいまだに里にかなり依存してしまっている。ただ今の春先に出てきてもまだ農作物は全然実っていないし、栄養価のあるものがないので徘徊してしまう」

   山菜よりもおいしいものが街にあると学習したクマは、果たして山に帰るのだろうか。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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