船内にネズミが入り込み、糞尿の粉塵を吸い込んだ恐れ
東邦大学感染制御学教授の小林寅喆さんはアメリカ大陸型について「肺へのダメージが非常に多くて、非常に高い致死率だと言われている。それぞれの症状が出た時に対応していくというような方法しかないので、特効薬はないと考えていい」と話す。
クルーズ船への感染経路について小林さんは「船内に実際にネズミが入り込んで、その糞尿が粉塵になってそれを吸い込んだケースも考えられる。たとえば、寄港していた場所でこのようなウイルスとの接触があったネズミが船に乗り込んで、船内で感染が起きたということも考えられる」と話す。
対処法はあるのか。小林さんは「有効なワクチンや治療薬がない。感染の流行が報告されている国や地域への旅行はできるだけ避けることが望ましい」と話す。
日本国内での感染拡大の可能性は低いとされるが、細菌は国境を超える、甘く見ないほうがいい。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)