クマの出没警戒地域は山から里へと広がる
都内の生活圏にまで進出してきている状況に、クマの生態に詳しい岩手大学農学部准教授の山内貴義さんは「東京近辺の西側の山に最近出没が続いている。今出没している個体も、去年の秋の大量出没の影響を受けている感じがする。昨年の行動域の一つになってしまった人里や街周辺とかに、ふと出てしまっているのがいまの状況」と話す。
クマはエサを見つけた場所に執着する可能性もある。山内さんは「八王子のクマはイノシシ用のワナに近づいたということだが、エサとなるような物を発見するとそこに執着してしまう。一時的に里にいついてしまった可能性もあるので、山ではもちろん警戒する必要はあるし、場所によっては里でもきちんと対策する必要がある」と警告を発している。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)