クマが八王子に出没...近くに小学校や住宅街、イノシシ用のワナに近づいた 秋の大量出没の影響を受けているのか

   東京・八王子市にもクマが出没し、周辺の住民からは驚きと不安の声があがっていると2026年5月13日放送の「news zero」(日本テレビ系)が伝えた。クマが確認されたのは4月29日。地元の住民が備えたカメラに1メートルを超えるクマが映っていた。

  • 撮影されたのは八王子駅から6kmの地点だった
    撮影されたのは八王子駅から6kmの地点だった
  • 都内の生活圏がクマの勢力範囲になりつつある(画像はイメージ)
    都内の生活圏がクマの勢力範囲になりつつある(画像はイメージ)
  • 撮影されたのは八王子駅から6kmの地点だった
  • 都内の生活圏がクマの勢力範囲になりつつある(画像はイメージ)

撮影されたのはJR八王子駅から約6キロ

   確認地点はJR八王子駅から約6キロの場所。撮影された場所の近くには小学校や住宅街もある。これまでの目撃情報は高尾山周辺を中心に多かったが、さらに都心の方へと近づいているのが気になる。

   撮影した住民は「イノシシがガサガサやっていることはあるがクマは初めて」という。また、八王子市の地元のハンターは別のカメラに映っている映像をみて「イノシシ用のワナを仕掛けているが、ここに来るはずのないものが映っていた」と驚いている。市は警視庁と連携してパトロールを強化していく方針だ。

クマの出没警戒地域は山から里へと広がる

   都内の生活圏にまで進出してきている状況に、クマの生態に詳しい岩手大学農学部准教授の山内貴義さんは「東京近辺の西側の山に最近出没が続いている。今出没している個体も、去年の秋の大量出没の影響を受けている感じがする。昨年の行動域の一つになってしまった人里や街周辺とかに、ふと出てしまっているのがいまの状況」と話す。

   クマはエサを見つけた場所に執着する可能性もある。山内さんは「八王子のクマはイノシシ用のワナに近づいたということだが、エサとなるような物を発見するとそこに執着してしまう。一時的に里にいついてしまった可能性もあるので、山ではもちろん警戒する必要はあるし、場所によっては里でもきちんと対策する必要がある」と警告を発している。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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