米中首脳会談、習主席のペースで進んだか...力関係が浮き彫り 9年前の会談と逆転した米中首脳の立場

   米中首脳会談は「台湾問題」をめぐり、両者の思惑がずれたものになった。2026年5月16日放送の「サタデーLIVEニュースジグザグ」(読売テレビ・日本テレビ系)は米中の会談結果の受け止め方の違いと指導者の力関係を浮き彫りにした。中国側が今回の会談の重要な柱と位置づけた台湾問題について、「うまくいかなければ衝突する危険な状況になるだろう」と強い表現で米国側の理解を求めたのに対して、米国側から具体的な発言はなかったという。

  • ドナルド・トランプ大統領と習近平国家主席(ホワイトハウス公式サイトより)
    ドナルド・トランプ大統領と習近平国家主席(ホワイトハウス公式サイトより)
  • 今回の会談は習主席のペースで進んだという(画像はイメージ)
    今回の会談は習主席のペースで進んだという(画像はイメージ)
  • 習近平国家主席(ホワイトハウス公式サイトより)
    習近平国家主席(ホワイトハウス公式サイトより)
  • ドナルド・トランプ大統領と習近平国家主席(ホワイトハウス公式サイトより)
  • 今回の会談は習主席のペースで進んだという(画像はイメージ)
  • 習近平国家主席(ホワイトハウス公式サイトより)

9年前訪中のトランプ氏は饒舌で興奮、習主席は緊張していた

   会談後に中国側は「台湾独立を認めず、受け入れない」という(中国の)姿勢を(米国が)会談の中で感じ取った」という手前味噌な解釈を示している。一方、米国メディアは「具体的な成果に乏しかった」「中国がアメリカと対等な関係であることを示した会談だった」と厳しい見方をするのが大半だ。

   9年前にトランプ大統領の初めての訪中に同行取材した経験のあるキヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司さんは「あの時は饒舌で、会談が終わったあとも故宮を貸し切りで見たと、ものすごく興奮していた。一方の習近平氏はすごく緊張していて、ぎこちない感じだったのが今回は完全に逆転した」と話した。

トランプ氏がお茶会で硬い表情になった瞬間

   峯村さんは中南海で行われた少人数でのお茶会でのやりとりに触れ、「少なくともトランプ大統領は台湾独立については認めないという趣旨のことを言ったというふうに中国政府の関係者から確認している」と話す。

   アメリカはもともと台湾について話すつもりはなかったが、「ところが冒頭から習近平氏から強い言葉で言われたものだから『何だか話が違うじゃないか』と、顔に出やすいトランプさんは硬い表情になったという流れだった」と解説した。

   終始、習近平氏のペースで進んだ会談だったようだ。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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