小泉進次郎防衛相「議員会館への資料配布はやめさせる」 防衛省の業務は増大...「本来やるべき仕事に集中できる環境を」

   小泉進次郎防衛相が2026年5月21日、Xで「議員会館への資料配布の実態」を明かし、業務改善について報告した。

  • 小泉進次郎防衛相(2017年撮影)
    小泉進次郎防衛相(2017年撮影)
  • 小泉進次郎防衛相(2025年9月撮影)
    小泉進次郎防衛相(2025年9月撮影)
  • 小泉進次郎防衛相(2017年撮影)
  • 小泉進次郎防衛相(2025年9月撮影)

なかには「誰もがインターネットで簡単に入手できる情報も含まれます」

   「今、防衛省では職員一丸となって業務改善に取り組んでいます」と切り出した小泉氏。「防衛省の業務は増大の一途を辿っています」と明かし、「職員の負担を軽減し、本来やるべき仕事に集中できる環境を整えることは国防に直結する重要な課題だ」とつづった。

   小泉氏のもとには職員から「議員会館への資料配布の実態」に関する訴えがあったという。

   議員会館には「様々な役所から大量の紙の資料が届けられます」といい、こうした資料は「各省の若手職員が手作業で印刷・封入・配達してくれている」と説明。なかには「誰もがインターネットで簡単に入手できる情報も含まれます」という。

「誰もいない議員会館に資料配布をすることも」

   「更に、週末や祝日に何らかの事案が発生した場合には誰もいない議員会館に資料配布をすることも防衛省職員はあるそうです(すぐにニュースで報じられるし、防衛省や政府が発表するにもかかわらず)」と明かした。また、防衛省は永田町から遠く、「移動だけで往復30分以上かかります」。

   小泉氏は「私自身、防衛大臣に就任して以降、国会から離れた立地の防衛省と国会の往復にはストレスを感じることも多い」とつづり、「資料配布のためだけに往復している職員の負担感はなおさら大きなものだろうと思います」と職員らをおもんぱかった。

「『世界で最も職員を大切にする組織』であるために」決断

   防衛省では現在、AIの活用をはじめとする体制の強化に取り組んでいるとし、「時間がかかる業務改善と、大臣が決断すればすぐにできる業務改善があり、この資料配布は後者にあたるもの」と説明。対応を明かした。

「今後は限られた人員を、近年著しく増大する政策立案業務に最大限集中させていけるよう、そして防衛省・自衛隊が、今いる人を大切にする組織、『世界で最も職員を大切にする組織』であるために、議員会館への資料配布はやめさせることにしました」

   小泉氏は「議員の個別の問い合わせへの対応は丁寧に行っていくことに変わりありません」とした上で、「防衛省HPやSNSなどでの発信を強化し、国民の皆様にわかりやすい情報発信に今まで以上に努めてまいります」と理解を呼びかけている。

   小泉氏の発表には、「誰もいない議員会館に週末資料を届けに行く職員がいたという事実だけで、変えてよかったと思う」「部下の負担軽減をやる上司は立派だ。どんどん効率化して欲しい」などの声が寄せられている。

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