中国の習近平国家主席肝いりの人型ロボット産業とともに中国が押し進めるAIドラマについて2026年5月21日放送の「情報LIVEミヤネ屋」(日本テレビ系)が取りあげた。中国ロボット産業のなかで、もう一つの産業の柱とでも言えるのがAI作成のドラマ、2025年には20億本以上作られたという。
ドラマはすべてパソコン画面上で作られる
中国の人型ロボット産業の市場規模は2025年で1600億円を超え、世界シェアの50%を占めているという。番組が注目したAI作成のドラマはすべてがパソコン画面上で作られる。撮影道具はなく、AIが背景、キャラクター、吹き替えまでこなしてしまう。番組が取材した中国のAIドラマの監督によると、1本の動画スタッフは3人、コストは3000元(約7万円)以下だという。従来の映画製作だとこの100倍はかかるだろうとその監督は言う。
「AIができることを人間が4年かけて学ぶ必要はない」
中国事情に詳しい講談社特別編集委員の近藤大介さんによると、中国メディア大学は昨年、16学部・専攻分野を廃止にしたという。理由は「AIができることを人間が4年かけて学ぶ必要はないという考えで、同様の動きが急速に広まっている。中国全土で計4000の学科・学部がこれから淘汰される。学部で狙い撃ちされているのが経営、管理、語学、芸術という4分野、映画に関わる芸術も入って来る」と説明した。
宮根誠司さんは「人が考えるとか、人の情緒とかそういうものは要らないという(考えなのか)」とつぶやき、中国のAI産業の発展ぶりに驚いた。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)