楽天の前田健太が2026年5月21日にファーム降格となった。今季は5試合登板で0勝2敗、防御率4.82。前日20日の日本ハム戦(エスコンフィールド)は3回途中で4安打3四球2失点と不安定な投球内容で早々とマウンドを降りていた。実績十分の右腕、先発の軸として期待されたが広島のエースとして活躍し、メジャーでも3度の2ケタ勝利をマークするなど日米通算165勝をマーク。昨オフに11年ぶりに日本球界に復帰することを公言すると、複数球団の争奪戦に。先発陣の強化を図る楽天が2年総額4億円規模で獲得に成功した。実績十分の右腕は先発の軸として期待が大きかったが、今季5回を投げ切った登板は1試合のみ。制球に苦しみ、要所で踏ん張れないケースが目立つ。スポーツ紙デスクは「全盛期と比較すると、力の衰えは否めません。制球が甘く、直球で打者を押し込める球威がない。日米通算200勝を目標に掲げていますが、今のままでは先発ローテーションで稼働するのは厳しいでしょう」と指摘する。前田は同学年の田中将大(巨人)が楽天時代に背負っていた背番号「18」を継承。昨年12月に本拠地・楽天モバイルパーク宮城で行った入団記者会見では、「わくわくしている気持ちが一番強いです。キャリア最後のチームだと思ってこのチームを選びました」と決意を口にしていた。2ケタ勝利と規定投球回数到達を「最低限の目標」と掲げていたが、突きつけられた現実は厳しい。ファームで課題を修正し、1軍のマウンドで再び輝けるか。38歳のベテランが早くも正念場を迎えている。(中町顕吾)
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