7点差逆転負け...中日・井上監督はなぜ松山晋也を温存? 1番余裕がないチームだから...識者が指摘した「セオリー」と「現状」

   プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年5月21日にユーチューブを更新し、中日・井上一樹監督(54)の投手起用に疑問を呈した。

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7点差をひっくり返される大逆転での敗退

   高木氏が指摘したのは、20日に甲子園球場で行われた阪神対中日戦での投手起用だ。

   試合は初回に1点を先制した中日が、2回に山本泰寛内野手(32)の3ランで突き放した。6回には、カイル・マラー投手(28)の2ランが飛び出すなど、7回攻撃終了時点で7-0とした。

   6回まで無失点の好投を続けたマラーは、7回に阪神打線につかまった。

   2死満塁のピンチで、坂本誠志郎捕手(32)に2点タイムリーを許した。なおもピンチが続く中、中日ベンチが動き、マラーは降板となった。2番手・藤嶋健人投手(28)がタイムリーで1点を失って降板。3番手・齋藤綱記投手(29)も踏ん張れず1点を失い、この回、4失点した。

   8回は2死満塁から4番手・清水達也投手(26)が、坂本に2点タイムリーを許して1点差に。続く代打・木浪聖也内野手(31)にはセンター前に運ばれ、7-7の同点に追いつかれた。

   そして同点で迎えた9回。6番手・牧野憲伸投手(26)が、先頭打者・森下翔太外野手(25)にサヨナラとなるソロ本塁打を浴び試合終了。7点差をひっくり返される、大逆転での敗退となった。

   高木氏が最初に指摘したのは、マラーの7回の守備だ。2死1、2塁の場面で、熊谷敬宥内野手(30)が放った打球は投手ゴロに。マラーは右腕を伸ばして取りに行ったが、グラブを弾いて内野安打となり、2死満塁のピンチとなった。

「9回はキャリア的に『牧野で大丈夫か?』と思った」

   高木氏はこのシーンに関して「あれは取らないといかんと思う。これから事が始まっていく。ゴロを取ってファーストに投げていれば、チェンジだった。そうすれば、この回は何も起こらなかった。これを弾いたばかりにピンチが広がり、この回、4点失った」と分析した。

   そして、9回の投手起用について言及。「キャリア的に『牧野で大丈夫か?』と思った」とし、守護神の松山晋也投手(25)を温存したことを疑問視した。

   「セオリーは、ビジターでは勝ち越すまで抑えのピッチャーを使わない。これはセオリーだから分かるが、松山という切り札を持っているなら、ここを抑えられるのは松山しかいないと思う。ここで流れをいったん止めなかったから、こういう結果になったのではと思う。勢いを止められるのは、松山しかいないと思ったら、松山でいいのではないか。余裕があるチームなら良いが、1番余裕がないチームだから、そこら辺は考えてほしかった」

   チームはリーグ最下位で、借金が「14」まで膨れ上がった。スポーツ紙の報道によると、井上監督は「話す内容がないわ、申し訳ない」と言葉少なに球場を後にしたという。

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