トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)と見られるグループが、各地で強盗に入ろうとして次々に逮捕されている。複数のグループが同時に動いているのか、特定の一つのグループが各地で犯行を重ねているのか、2026年5月22日放送の「ゴゴスマ」(CBC・TBS系)は特集で専門家の見方を伝えた。
鹿児島でフラフラ走る車、東京・四谷では警棒をもって徘徊していた男
まず、5月1日、鹿児島・出水市で、フラフラ走る車を警察官が調べると、車内に3人の男がいて、バールや目出し帽などがあった。男たちは強盗目的で準備したと認めており、佐賀県内の住宅に押し入る実行役だったとみられている。
5月21日には、東京・新宿区四谷の貴金属取扱店の事務所近くで、警棒をもって徘徊していた男2人が強盗予備容疑で逮捕された。警視庁トクリュウ対策本部の情報で、「金塊を狙った強盗が発生する可能性」があったため捜査員が警戒していた。
また、5月1日未明、埼玉・さいたま市緑区の住宅に1階の窓シャッターを壊して侵入しようとした男2人も逮捕されている。男の1人はSNSで闇バイトに応募して指示役に言われてやったと供述している。
2つのグループが同時に犯行を企てていた可能性
司会の石井亮次アナは「連続していますけど、同じグループがやっているのか、それともA、B、C、D、Eといったグループがそれぞれやっているのか、どうなんでしょうかね」と兵庫県警元刑事部長の棚瀬誠さんに聞く。
「今のところ、どちらの可能性もあると思います。また、(狙う家をピックアップする)リスト屋が(複数の)トクリュウグループにビジネスとして(リストを)売っていたら、同時多発的に(狙われます)。ターゲットは1つですけれども、犯罪グループが2つ現れるという可能性はある」と解説した。
栃木・上三河の強盗殺人でも、犯行の何日か前に、16歳の4人組とは別に、盗難ナンバーの車で下見していたような男が逮捕されている。2つのグループが同時に犯行を企てていた可能性は強い。
(シニアエディター 関口一喜)