阿部慎之助氏は「球界に必要な人間」、暴行辞任騒動に「違和感」...球界OB持論「再起の道を閉ざしてはいけない」

    プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年5月27日にユーチューブを更新し、巨人の監督を辞任した阿部慎之助氏(47)について「再起の道を閉ざしてはいけない」との見解を示した。

  • 巨人の本拠地・東京ドーム
    巨人の本拠地・東京ドーム
  • 巨人の本拠地・東京ドーム

「家庭内のトラブルがここまで大きなことになって...」

    複数の報道によると、阿部監督は東京・渋谷区の自宅で18歳の娘に暴行を加えたとして、25日19時10分ごろ、児童相談所から110番通報があり、駆けつけた警察官に逮捕された。

    阿部監督は未明に釈放され、翌日26日に都内で会見を行い、監督を辞任したことを発表した。26日の試合から、橋上秀樹コーチ(60)が監督代行として指揮を執っている。

    中央大学の先輩でもある高木氏は、阿部氏を「かわいい後輩」とし、一連の騒動について触れた。

    「いろいろな報道が出ている中で、このままでこの騒動が終わってしまう。『これでいいのか?』という違和感。事実関係ばかりが話に出て、当事者の2人、阿部慎之助というお父さんと娘さん。このままこの報道だけでいいのかというと、なんとなく違和感があった」

    そして、今回の騒動はあくまでも家庭内でのトラブルだとし、騒動の渦中にいる阿部氏の娘を気遣った。

    「すごく違和感があったのは、家庭内のトラブルがあって、それが逮捕まで至った。慎之助は辞任までした。これが正しい処分とか、間違った処分とかは関係ないこと。慎之助が辞任を申し出て、原(辰徳)前監督の意向を球団が聞いた。家庭内のトラブルがここまで大きなことになって、それで誰が1番傷ついているかといえば、娘さんだと思う」

「これは家庭内の問題。本当に再起を願っている」

    今回の騒動で阿部氏が監督を辞任したことに関して、様々な著名人から「復帰」を求める声が相次ぎ、監督復帰を求めるオンライン署名活動もSNS上で注目を集めている。

    このような背景もあり、高木氏は「再起の道を閉ざしてはいけない。このことによって野球界から離れるとか、そういうことはあってはいけない」と涙ぐみ、「野球界には必要な人間だと思う。これは家庭内の問題。本当に再起を願っている」と言葉に力を込めた。

    阿部監督は中央大学から00年ドラフト会議で、ドラフト1位(逆指名)で巨人に入団した。巨人では正捕手として19年間プレー。現役引退後はコーチとしてチームに残り、2軍監督などを経て、23年オフに1軍監督に就任した。

    就任1年目の24年シーズンは、チームをリーグ優勝に導いた。クライマックスシリーズ(CS)では、リーグ3位のDeNAに敗れ、日本シリーズ進出を逃した。2年目の25年はリーグ3位に終わり、CSでも敗退した。

    3年目の今季は25日時点で、24勝22敗でリーグ3位につけていた。

姉妹サイト