プロボクシングの元WBA・IBF世界スーパーバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、31)が、フェザー級転向の可能性を示唆した。米ボクシング専門メディア「ザ・リング」(ウェブ版)が、2026年5月28日に報じた。
5月29日に地元で再起戦
アフマダリエフは、WBA世界スーパーバンタム級暫定王者だった25年9月に、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、33)に挑戦し、0-3の判定で敗れた。
試合は、勝ちに徹した井上が、アフマダリエフに付け入るスキを与えず完勝。ジャッジ2人が8ポイント差、残り1人は6ポイント差で井上を支持した。
井上戦以降、リングから遠ざかっていたアフマダリエフは、29日に地元ウズベキスタンで再起戦を行う。対戦相手のヘグリー・モスケダ(ベネズエラ、31)は、戦績27勝(20KO)1敗の強豪だ。
再起戦を控え、「ザ・リング」の取材に応じたアフマダリエフは、「リングに戻れて嬉しい。久しぶりだ。おそらく自分が望んでいたよりも長い期間だったが、適切な機会を待っていたんだ」と語り、今後の展望に言及した。
「目標は変わっていない。世界タイトルと、実現可能な最大の試合」
「目標は変わっていない。世界タイトルと、実現可能な最大の試合だ。122ポンド級(スーパーバンタム級)では快適に戦えているが、適切な機会があれば126ポンド級(フェザー級)への階級上げも検討している。現状については現実的に見ている。もし井上選手が122ポンド級に残るなら、次の挑戦権を得るまでに数年かかる可能性があり、待っているわけにはいかない。だから、別の階級でタイトルを狙うことも視野に入れている」
アフマダリエフはアマチュアキャリアが豊富で、16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した。
18年3月にプロデビューを飾り、プロ8戦目でWBA・IBF世界スーパーバンタム級王座を獲得。21年4月には、IBF同級暫定王者・岩佐亮佑を相手に防衛戦を行い、5回TKOで勝利した。
WBA・IBF王者時代に、井上と対戦する可能性があったが、23年4月にマーロン・タパレス(フィリピン)に判定で敗れ王座から陥落した。