日本から中国への技術流出が問題となっているが、2026年5月31日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で、日本のロボット研究者、技術者が相当数、中国や韓国に引き抜かれているという実態が紹介された。年俸を10倍出すという誘いもあるという。「活躍の場が日本ではもうない」と思う人が狙われる日本のロボット開発の第一人者でもある千葉工業大学fuRo所長の古田貴之さんは「ロボットの研究者、技術者は相当中国、韓国に引き抜かれた」と体験を語った。その話を裏付けるように、中国事情に詳しい拓殖大学教授の富坂聰さんは「59歳の時の技術と60歳の時の技術はほぼ同じじゃないですか。だけど60歳になればリタイア、あるいは下から突き上げてくるのでポストはない。そういう自分の活躍の場はもうないと思っている人が、もっといい研究環境でもっといい収入ですよと言われたら行きますよね」と日本の労働事情をからめて話した。第一線の研究者、技術者は日本に留まる司会の阿川佐和子さんは「古田さんも声を掛けられたことはあるんですか」とストレートに聞く。古田さんは「すごいたくさんあります。日常茶飯事です。年俸5倍、10倍は当たり前です」と自身の経験を話した。「ちょっと行ってもいいかなと思ったことは」と阿川さんに聞かれて、「ないですね。私は日本でロボットの産業をつくるのがライフワークです。海外に行くロボットの研究者は日本では自分の思うように研究ができなくて不満がある人です。第一線でやっている人は自身が大きなプロジェクトを抱えている。大リーグの1軍クラスぐらいの人は日本にとどまるんじゃないか」と答えた。ビートたけしさんは「やっぱりみんな狙うのはナンバー2とか3なのかな」と話した。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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