片山さつき財務相が2026年6月2日に行った閣議後の会見で、フリー記者からの質問に怒りをにじませる場面があった。「この発言、ご記憶はないでしょうか?」会見での質疑応答の際、フリー記者の男性が新潟県知事選の応援演説に関し、「新潟県知事選で、片山大臣の発言を紹介して現職の花角英世氏に投票呼びかける応援演説があったんですけど......」と切り出した。記者は応援演説の内容について、自民系の団体に所属する人物が「『政令指定都市で自民系の市長・知事が揃っているのは新潟だけ』『新潟には予算が付きやすい』という片山大臣の発言を紹介」していたと説明し、「(だから)花角知事の再選が必要だと。予算が潤沢につく状態が続く、という趣旨の発言があった」とした。「この発言、ご記憶はないでしょうか? そういう発言をしたことはないんでしょうか?」と問いかけた。片山氏は「はい。そういう趣旨の発言は全くしておりません」と否定した。新潟県知事選での発言は「すべてオンレコ」片山氏は「私が新潟県の花角知事は、私の東大の同期でございまして旧知の仲ですから、初めての選挙の時も応援に入りました」と明かした。その上で、「今回は直接応援選挙日程中ではなく、5月9日に県連および、地元の様々な団体、自民党の要請により都市政策フォーラムで講演した」と説明した。片山氏は「私の今回の新潟入りはそれだけです」とし、当該セミナーでの発言について「そのセミナー・シンポジウムはすべてオンレコであり、ここに発言があるがそういう発言は全くありません」と否定。「それ以外に(新潟に)入っていないので、ありえないと思います」とした。「その発言をしたことが あ・り・ま・せ・ん」しかし、記者は具体的な人物の名前を挙げ「そういう発言をしていた」と指摘。「直接、選挙の現場で応援演説をしなくてもですね、その新潟市議の......」と続けたが、片山氏は「ですから、私はどういう立場でもその発言をしたことが あ・り・ま・せ・ん」と語気を強めた。「ご確認もなく、そのようなことを聞かれること自体が、もしこれが仮に投票日前だったら選挙妨害ではないかと強く思います」とした。記者はなおも「虚偽事項公表罪に当たるとは思われないんでしょうか?」と食い下がるも、片山氏は「何度も申し上げますけど、私はそのような発言をしておりません」と一蹴した。記者は「そのようなしてない発言を勝手に利用されていることをどう受け止められて...」と質問を続けたが、司会者は「大臣には次の予定がありまして、そろそろ終わりにしたいと思います」と打ち切りを宣言。片山氏は声を張りあげる記者をあきれたように見やると、「以上です」として立ち上がり、会場を後に。それでも記者は大臣に向かって「高市自民党は勝てば官軍という考えなんですか?」などと声を荒げていた。
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