2025年の高市首相の台湾有事発言以来、中国が繰り返す日本批判について2026年6月3日放送の「プライムニュース」(BSフジ)は、このところ中国が盛んに使う「新型軍国主義」というキーワードの狙いを探った。中国の狙い「台湾問題の邪魔をしてくるものは徹底的に叩いていくというのが方針」キヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司さんは「新型軍国主義」という言葉は1月の人民日報のコラムの中で初めて登場したと指摘する。その後、中国は盛んにこの言葉を使って日本批判を続けている。5月にシンガポールで開かれたアジア安全保障会議では、小泉進次郎防衛相は中国の名指しを避けながらも新型軍国主義は事実ではないとスピーチした。峯村さんはこの「新型軍国主義」について、「中国が台湾をどのように併合しようかと考えているときに、台湾問題の邪魔をしてくるものは徹底的に叩いていくというのが方針。米中首脳会談のように、アメリカを何とか引き込もうとしているが、一番邪魔な存在が日本。そこで軍国主義に『新型』をつけた」という。レッテルを張ろうとしているわけだ。「日本は平和主義とか人道とか言っているが」と攻撃峯村さんは「中国はもともと日本のことを軍国主義だと批判してきた。今、日本は平和主義とか人道とか言っているがそれは仮の姿。平和とか甘い言葉を言いながら、実は内心では軍国主義は変わっていない。防衛費の増額、憲法改正に向けた動き、反撃能力(強化)のような動きは軍国主義をやろうとしているのだという、新しいキャンペーンをやっている。中国にとって、一番鬱陶しい政策に対する報復、反撃という意味でこの『新型軍国主義』がでてきた」と解説した。(ジャーナリスト 佐藤太郎)