価格2倍でも販売は「堅調」
日本紐釦貿易の広報担当は6月1日、竹尺を再販した経緯をJ-CASTニュースの取材に説明した。竹尺を生産する国内工場は、25年内に生産を終えた工場のほかにも2、3社あったという。だが、これらの工場に対し、日本紐釦貿易や他の会社からの問い合わせが集中。そのうちの1社と交渉が成立し、再販の取引に至った。
担当者は「基本的な定規において『竹尺』は絶対に外せない商品です。そのため、代替品はずっと検討していました」と語る。
竹尺は一定の需要があるといい、裁縫(ソーイング)の一般的なツールとして購入する人が多い。また、小学校のソーイングセットにも20センチの竹尺が含まれていると説明。
しかし、原材料の価格高騰や生産者の高齢化により、竹尺を含め国産品の供給を続けることが困難になっている傾向があるという。
今回の再販検討にあたっては、中国製やベトナム製など海外品も候補に入れた。だが国産品のほうが製品の品質が優れていたため、「値段は高くなりはしましたが、お客様にとって利便性高い国産品を選びました」と話した。
再販する計4種類はいずれも価格が2倍以上になり、例えば30センチの竹尺の小売希望価格は、以前の600円程度から1400円ほどになる。
担当者によれば、以前の製品は原材料の高騰の影響が少なく、相場より割安だった。今回の製品はここ数年の価格高騰が避けられない為、最新の市場状況を反映した価格にしているという。
X投稿に対する反響については、「小中学校のタイミングで竹尺に触れる機会が多かったのではないか。それに紐づく思い出を持っていらっしゃるんだなと思いました」とコメントした。再販はすでに始まっており、販売は「堅調」だとしている。