衆院選挙や自民党総裁選で、公設第1秘書が他候補を誹謗中傷する動画をSNS投稿したとする週刊文春報道について、高市首相は2026年6月5日の参院予算委員会で、動画を作成したという男性の音声データの相手が秘書であるか確認できないと、あらためて否定した。「違和感がありました」と秘書の関与を改めて否定問題の音声データは週刊文春が有料サイトで公開している。「newsevery.」(日本テレビ系)は6月5日放送で「疑惑は晴れたのか」と取り上げた。高市首相は衆院予算委員会でも同様の確認を求められたが、有料会員になってまで聞くつもりはないと拒否。野党側ははぐらかしている批判し、音声データを提供して、5日の参院予算委員会までに聞いて改めて答弁することを求めた。これを受けた高市首相は、「秘書本人かどうか、あのような音声をもとに判断することは難しゅうございます。私と会話している時よりも、かなり高い声でハキハキと喋っていたので違和感がありました」と秘書の関与を改めて否定した。日テレ官邸キャップ「情に訴える部分が目立ちました」高市首相の説明答弁について、日テレ官邸キャップの矢岡亮一郎記者は「疑惑を打ち消す新たな事実や説明が出てきたと言えるかというと、足踏み、もしくは事実関係があいまいになったと答弁もありました」と報告した。たとえば、野党委員の質問に気色ばんで、「『長年一緒に働いた秘書を信じる』ですとか、『人格批判はしない』『政治スタンス、矜持だ』など、事実関係が確認できない部分で、情に訴える部分が目立ちました」と矢岡記者は伝えた。そして、「選挙における誹謗中傷は民主主義の根幹、選挙の公平性を揺るがしかねない社会問題になっています。高市首相は矜持にかけて疑惑を晴らすことがいま求められています」とした。野党側は、公設第1秘書と動画作成を引き受けたとする男性の参考人招致を求めた。逃げないを政治スタイルと自負するなら、高市首相は招致に応じるべきだろう。(シニアエディター 関口一喜)
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