「『報道内容に事実があるのかどうか』を自分で確認する」の読み解き方
鈴木議員は6月3日夜、Xに「民主主義に必要なのは、罵倒ではなく批判です。人格攻撃よりも、事実に基づく正しい批判の方がはるかに相手に刺さります」「『訴えたかどうか』ではなく、『報道内容に事実があるのかどうか』を自分で確認する」とも相次いで投稿していた。だが皮肉にも、この一連の投稿が翌日に国会で追及を受けた高市首相を背後から撃つような流れとなってしまった。
6月4日の衆院予算委員会で、野党側は文春側が公開したZoom会議の音声について高市首相を追及。音声が本物であれば、動画作成者と秘書は「面識がない」としていた従来の説明が虚偽だったという疑いが強まる。しかし、高市首相は「(文春の)有料オンライン会員になろうとは思わない」ことを理由に音声の確認を拒んだ。
この高市首相の態度に、鈴木議員が前日に発信した「報道内容に事実があるのかどうかを自分で確認する」という文言が突き刺さる結果に。鈴木議員のX投稿には「高市早苗に言ってくれません?(笑)」「ここまで見事なブーメランも珍しい」などのコメントが殺到する事態となった。元衆院議員の初鹿明博氏もXで「そうですね。では、高市総理に自分で文春の音声を確認して木下秘書本人の声かどうかを明らかにするよう党の広報として要請してください」と皮肉を込めて反応した。
高市首相は6月5日の参院予算委員会でも、問題の音声について再び追及を受けた。「秘書本人かどうか、あのような音声を元に判断することは難しい」と述べ、疑惑を完全否定できないままだった。