土曜夜の報道番組「追跡取材 news LOG」(日本テレビ系)の和久田麻由子キャスターが、高市首相に厳しく注文を付けて、注目された。NHKのエースアナからフリーに転身し、鳴り物入りで新番組に起用されたが、おとなしすぎていま一つ存在感がないなどと言われていた。
「高市総理の答弁が揺れています」と厳しい
2026年6月6日放送では、高市陣営が衆院選や自民党総裁選で対立候補を攻撃する「中傷動画」を流したとする週刊文春報道をめぐる国会審議を取り上げ、和久田アナは「高市総理大臣への追及が続いています。自身の秘書の関与を巡り、たびたび感情をあらわにする場面も......。高市総理の答弁が揺れています」と厳しい。
野党は中傷動画を作成したと話す男性のオンライン会議の音声データを示し、相手が公設第一秘書かの確認を求めたが、高市首相は「あのような音声をもとに判断することは難しゅうございます」とはぐらかし逃げた。
和久田アナは解説担当の竹内真・日本テレビ解説委員に、「どこに問題があるとみてますか」と聞く。「総理が秘書に『あんたが出てきて何らかの形できちんと説明しなさい』とすれば、みんな納得するんじゃないかと思うんです。やましいことがないんであれば、正々堂々と説明すればいいんじゃないかと思います」と竹内記者は指摘した。
前週も、日中関係で高市首相に注文
これを受けて、和久田アナは「私たちメディアにも多角的に公正な情報を報じていく責任があります。民主主義の根幹である選挙にかかわることだからこそ、高市総理にも丁寧な説明が求められています」と主張した。
じつは、前の週の放送で中国を想定した自衛隊の離島奪還訓練を取り上げた時も、中国との関係を修復する「外交努力を続けてほしい」と高市首相に注文を付けている。
キャスターらしくなってきたといったところか。今後に期待したい。
(シニアエディター 関口一喜)