コスプレ外国人らが「模造刀」チャンバラ、「危険」と批判続出 境内使われた浅草寺の対応は

   東京・浅草のシンボルになっている浅草寺の境内などで、着物を着た外国人ら数人が模造刀とみられるものを振り回す様子が撮られた動画がX上で取り上げられ、波紋を広げている。

   外国人らは、多数の通行人がいる中でチャンバラもしており、危険ではないかと批判が相次いでいる。浅草寺は、動画の人物らは把握していないと取材に説明したうえで、こうした行為を見つけた場合は警備員などが注意していると明らかにした。

  • 浅草寺の本堂(観音堂)
    浅草寺の本堂(観音堂)
  • ライアン・カファロ選手のX投稿
    ライアン・カファロ選手のX投稿
  • 浅草寺の本堂(観音堂)
  • ライアン・カファロ選手のX投稿

UFCフライ級王者ジョシュア・ヴァン選手ら一行か

   侍風の着物を着た男性5人が、脇に刀のようなものを差し、商店街の中を歩く。男性らは、「ワッ!」と声を上げながら、次々に刀のようなものを抜いた。また、脇に差すと、お互いに笑い合っている。

   この様子に驚いた通行人が、男性らを振り返っていた。

   浅草の観音通りと分かる場所では、1人が脇から抜いて切りかかる仕草を見せ、もう1人が応戦する。時代劇さながらのチャンバラごっこには、驚いて振り返る人が多かった。

   「観音堂」と掲げられた浅草寺の本堂前では、男性らが次々に刀のようなものを抜き、ヌンチャクのように振り回す。境内でも、チャンバラに興ずる2人の周りを他の3人が刀のようなものに手をかけて回る、太刀回りのようなことをしていた。

   これはいくつかの動画をミックスしたものらしく、X上で2026年6月8日に取り上げられた。

   動画投稿では、この5人は、米国の総合格闘技UFCの世界フライ級王者ジョシュア・ヴァン選手(24)(ミャンマー)の一行だと指摘された。実際、いくつかの格闘技アカウントでは、ジョシュア・ヴァン選手ら一行が6日に来日し、着物に刀のようなものを差した姿で浅草を観光する様子だとした動画を投稿している。

   動画のような行為に対し、X上では、「振り回したらどうなるのか、分からんのか」「日本はテーマパークではない」「銃刀法違反になるのでは?」といった批判が相次いだ。

「模造刀を振り回していたら、警備員が注意」

   日本の総合格闘技「RIZIN」に参戦しているライアン・カファロ選手(36)(米国)は6月9日、X上で動画投稿を引用して、こう苦言を呈した。

「こういう振る舞いには本当にうんざりします。私なら、イタリア国旗をあしらった服を着て、友人たちとピザ生地を投げ合うようなことはイタリアでは絶対にしません。その国を訪れる前にはきちんと下調べをして、現地の習慣を尊重すべきです」

   一方、ジョシュア・ヴァン選手は、動画の行為について、自らのSNSなどでまだ発言していない模様だ。

   浅草寺の土地部は10日、J-CASTニュースの取材に対し、動画について通報がなく把握していなかったとしながらも、撮影場所について「当寺の周辺の商店街と当寺境内で間違いございません」と答えた。

   動画に映った人物については、「当寺が把握していない方々です」と説明し、抗議などはまだ考えていないとした。

   その一方で、「境内での模造刀の使用については、鞘に入れて所持しているだけであれば関与しませんが、抜刀したり振り回しているところを発見した場合、当寺警備員が注意しております」と述べた。

   境内では、コスプレした外国人観光客が模造刀を振り回す姿を目撃することが少なくないとし、見かけるたびに「止めて下さい」と注意していることを明らかにした。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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